目配せ/眴せ(めくばせ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ が、まだ二人ともなにも言わなかった時、連と目配せをしながら、赤ら顔の継母は更めて、男の前にわざとらしく小腰、――と云っても大きい――を屈めた。 突如噛着き兼ねない剣幕だったのが、飜ってこの慇懃な態度に出たのは、人は須らく渠等に対し・・・
泉鏡花
「革鞄の怪」
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・・・とて、……及び腰に覗いて魂消ている若衆に目配せで頷せて、「かような大魚、しかも出世魚と申す鯉魚の、お船へ飛込みましたというは、類稀な不思議な祥瑞。おめでとう存じまする、皆、太夫様の御人徳。続きましては、手前預りまする池なり、所持の屋形船。烏・・・
泉鏡花
「伯爵の釵」
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