やぶれがさ【破れ傘/破れ笠】
1 破れた傘や笠。 2 (破傘)キク科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約60センチ。葉は大きく、手のひら状に七〜九つに深く裂けていて、若葉のときはすぼめた傘のように垂れる。夏、白い頭状花をまばらにつける。《季 夏》
やぶれかぶれ【破れかぶれ】
[名・形動]どうにでもなれという気持ちであること。また、そのさま。やけ。「—になる」「—な(の)気持ちで家を出る」
やぶれごろも【破れ衣】
破れた衣服。また、つぎはぎだらけの衣服。つづれ。
やぶれしょうじ【破れ障子】
紙の破れた障子。「風さむし—の神無月」〈犬筑波集・冬〉
やぶれそう【破れ僧】
戒律を破って恥じない僧。破戒僧。また、有髪の僧。
やぶれぞうり【破れ草履】
すり切れて、ぼろぼろになった草履。やれぞうり。
やぶれついじ【破れ築地】
こわれた築地塀。
やぶれめ【破れ目】
物の破れているところ。やれめ。
やぶれや【破れ屋/破れ家】
こわれいたんだ家。また、むさくるしい家。あばらや。はおく。