移し（うつし）とは？意味・読み方・使い方

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うつし【移し】
の解説

１「移し花 (ばな) 」に同じ。
1. 「秋の露は—にありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば」〈万・一五四三〉

２香を衣類などに染み込ませること。また、その香。
1. 「菊の露もこちたく、おほひたる綿などもいたくぬれ、—の香ももてはやされて」〈枕・一〇〉

３「移しの馬」の略。
1. 「—に乗せ給ひて走らせ給へれば」〈宇津保・楼上下〉

４「移し鞍 (ぐら) 」の略。
1. 「足疾 (と) き御馬に—置きて」〈源・夕霧〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

移しの例文(30)

出典：青空文庫

･･･て、燈心の火をそれへ移した。火はめらめらと紙を焼いて、甚太夫の苦･･･芥川竜之介「或敵打の話」
･･･津だのへ一時の住いを移しながら、不相変達雄を思っているのです。勿･･･芥川竜之介「或恋愛小説」
･･･すらすらと歩を移し、露を払った篠懸や、兜巾の装は、弁慶よりも、判･･･泉鏡花「木の子説法」

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移しの前後の言葉

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