出典:gooニュース
金型を無償保管させ再発防止勧告 東京ラヂエーター製造に公取委
トラックなどの車両部品製造に用いる金型を下請け業者に無償で長期間保管させたのは下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請)に当たるとして、公正取引委員会は23日、東証スタンダード上場の車両部品メーカー「東京ラヂエーター製造」(神奈川県藤沢市)に保管代金の支払いと再発防止を勧告した。 公取委によると、金型の無償保管を巡る勧告は9件目。
東京ラヂエーターに勧告=金型の無償保管、下請法違反―公取委
公取委によると、同社は遅くとも2022年12月以降、トラックや建設機械の燃料タンクなどの製造に使う自社所有の金型2389個を、新たな発注がないのに下請け業者30社に無償で保管させていた。 金型の重量は一般的に数百キロ以上あり、一番重いもので4トン以上。
下請け30社に無償で金型を長期保管、東京ラヂエーター製造に再発防止勧告…公取委
発表によると、同社は遅くとも2022年12月以降、新たに発注する見込みがないのに、全国の下請け業者30社に自社が所有する自動車部品製造用の金型計2389個を無償で保管させていた。 金型はトラックやバスなど大型車の部品製造用で、重さが4トンに及ぶものもあった。最長で約30年も無償で保管させていたという。
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