阿弥陀の光も金次第
《「阿弥陀の光」は、阿弥陀如来の御利益 (ごりやく) 》仏様の御利益も賽銭 (さいせん) の多寡で決まるの意で、金の威光の大きさをいう。地獄の沙汰も金次第。阿弥陀も銭ほど光る。
阿弥陀も銭ほど光る
阿弥陀仏の御利益も賽銭 (さいせん) の多少に影響される。金銭の威力をいう。
あみだがさ【阿弥陀笠】
笠の前を上げて、あみだかぶりにかぶること。「後しぶきに降る雨は、かたげて急ぐ—」〈浄・冥途の飛脚〉
あみだかぶり【阿弥陀被り】
《阿弥陀仏の光背のさまから》帽子などを、前を上げて斜めに傾けてかぶること。
あみだきょう【阿弥陀経】
大乗経典。浄土三部経の一。1巻。402年ごろ、鳩摩羅什 (くまらじゅう) が漢訳。釈迦が阿弥陀仏の西方浄土をたたえて、その名号 (みょうごう) を唱えて浄土に往生することを勧め、諸仏がこれを証したと説くもの。小経。
あみだくじ【阿弥陀籤】
出費する人数に合わせて引いた平行線の一端に異なる金額を書いて隠しておき、各自が引き当てた金額を出し合う仕組みのくじ。今日では平行線の間に横線を入れることが多い。 [補説]阿弥陀仏の功徳 (くどく) が平等であるからとも、もと、くじの図形が放射線状で阿弥陀仏の後光に似ているからとも。
あみだこう【阿弥陀講】
阿弥陀仏の功徳をたたえ、その来迎 (らいごう) を願う法会。迎え講。往生講。
あみだごう【阿弥陀号】
中世以降、浄土宗・時宗の僧や画工・仏師・能役者などの名の下に「阿弥陀仏」「阿弥」「阿」などと付けたもの。世阿弥・行阿 (ぎょうあ) など。阿号。
あみだごま【阿弥陀護摩】
「阿弥陀法」に同じ。
あみださんぞん【阿弥陀三尊】
阿弥陀仏と、その脇侍 (きょうじ) として控える左の観世音菩薩と右の勢至 (せいし) 菩薩の3体の仏像。弥陀三尊。