雨脚/雨足(あめあし)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・ 苔の厚い庭土にしとしとと染み込む雨足だの、ポトーリポトーリと長閑らしく落ちる雨垂れの音などに気がまとめられて、手の先から足の爪先まで張り切った力でまるで、我を忘れた気持で仕事をしつづけて居た。 嬉しさに胸がドキドキする様であった。・・・
宮本百合子
「二十三番地」
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・・・ 私達は一どにこう云って、細くて長い雨足をシックリ合った気持で見て居た。 パタリとしとやかな音をたてて、お敬ちゃんのあたまから赤いつまみの櫛が落ちた。拾おうともしないでそっと見て居ると、すみの方の足に細い光る髪がキリキリと巻きついて・・・
宮本百合子
「芽生」
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