うなぎかき【鰻掻き】
長い柄の先に鉤 (かぎ) をつけた道具。泥の中をかき、ウナギをひっかけて捕る。また、それでウナギを捕るのを職業とする人。鰻取り。《季 夏》
うなぎずし【鰻鮨】
鰻を裂き、塩をまぜた酒に一晩漬け、翌朝に塩加減した飯に漬けて押しをしたすし。京都府宇治と滋賀県瀬田の鰻で作ったものが有名。
うなぎづか【鰻塚】
ウナギを捕る仕掛けの一。ウナギが川を下る秋ごろ、水底に石を積み重ねておき、石の間にひそんでいるところを捕らえる。
うなぎつかみ【鰻掴】
タデ科の一年草。水辺に生え、高さ約30センチ。茎や葉に逆向きのとげがあり、絡みつく。初夏から秋、紅色または白色の小花が集まって咲く。うなぎづる。
うなぎづつ【鰻筒】
ウナギを捕る仕掛けの一。節 (ふし) をくりぬいた長い竹筒を水底に沈めておき、潜入したウナギを引き上げて捕る。
うなぎどんぶり【鰻丼】
どんぶりに入れた熱い飯の上に鰻のかば焼きをのせ、たれをかけたもの。うなどん。
うなぎのねどこ【鰻の寝床】
間口が狭くて奥行きの深い建物や場所のたとえ。
うなぎのぼり【鰻上り/鰻登り】
気温・物価・評価などが見る間に上がったり、物事の件数・回数が急激に増えたりすること。ウナギをつかもうとすると手からすべりぬけて上へのぼるからとも、ウナギが川をまっすぐにのぼる姿からともいう。「—の人気」
うなぎめし【鰻飯】
重箱やどんぶりの飯に、鰻のかば焼きをのせたもの。