つるがしんない【鶴賀新内】
[?〜1810]新内節の太夫の芸名。2世。鶴賀若狭掾の門弟で、鼻にかかった独特の節回しで人気を得た。
つるがは【鶴賀派】
新内節の一派。宝暦(1751〜1764)のころ、鶴賀若狭掾が富士松節から独立して創始、初め鶴賀節と称した。現在数派に分かれている。
つるがぶし【鶴賀節】
鶴賀派のこと。
つるがわかさのじょう【鶴賀若狭掾】
[1717〜1786]新内節の太夫・作曲者。越前敦賀の人。宮古路加賀太夫(のち富士松薩摩掾 (さつまのじょう) )の門から出て、鶴賀派を創始。2世鶴賀新内とともに新内節を大成、「明烏 (あけがらす) 」「蘭蝶 (らんちょう) 」「尾上伊太八」などの作品をのこした。