キュリーおんど【キュリー温度】
強磁性体で強磁性から常磁性への、強誘電体で強誘電性から常誘電性への移行を生じる温度。P=キュリーが発見。キュリー点。
キュリーてん【キュリー点】
⇒キュリー温度
キュリーワイスのほうそく【キュリーワイスの法則】
強磁性体や反磁性体のキュリー温度以上の温度Tcにおける磁化率についての法則。磁化率χと絶対温度Tは、χ=C/(T−θ)という関係式で表される。Cはキュリー定数とよばれる物質に固有の定数、θは常磁性キュリー温度であり、通常Tcよりわずかに高い。1907年にP=ワイスが理論的に導出し、P=キュリーが実験から得た磁化率の温度変化を説明することに成功した。またキュリー温度以下ではキュリーの法則が成り立つ。
キュリーのほうそく【キュリーの法則】
常磁性体の磁化率は温度に反比例するという法則。強磁性体や反磁性体のキュリー温度以上の磁化率については、キュリー・ワイスの法則が成り立つ。1895年にP=キュリーが発見し、のちにP=ランジュバンが理論的に導出。キュリー・ランジュバンの法則。 [補説]磁化率をχ、絶対温度をTとすると、物質に固有の定数C(キュリー定数)を用いて、χ=C/Tと表せる。
キュリーランジュバンのほうそく【キュリーランジュバンの法則】
⇒キュリーの法則