レイリーさんらん【レイリー散乱】
光の波長より十分小さな微粒子による光の散乱をさす。散乱過程で、ほとんど波長は変化しない。英国の物理学者レイリーの名にちなむ。
レイリージーンズのほうしゃほうそく【レイリージーンズの放射法則】
黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。または振動数分布を表す公式を指す。古典物理学的な仮定から導かれたもので、長波長(低振動数)側では実験データを精度よく再現できるが、短波長(高振動数)側では大きなずれが生じる。1900年に英国のレイリーが発表し、1905年に同じく英国のJ=ジーンズが修正した。黒体放射のスペクトルは後にプランクが導いたプランクの放射法則により説明できるようになった。
レイリーは【レイリー波】
弾性体の表面を伝わる弾性波。特に、地震で発生する振動波のうち、地表付近の一点が波の進行方向を含む垂直面内で楕円軌道を描く波をさす。理論的に証明したレイリーの名による。→ラブ波