だいしがゆ【大師粥】
大師講1の日に食べる小豆がゆ。そば切りを加えて食べることが多い。知恵粥。十八粥。《季 冬》
だいしこう【大師講】
1 11月23日夕方から24日にかけて行われる民間行事。家々で小豆がゆ・団子などを食べる。智者大師・弘法大師・元三 (がんさん) 大師などを祭る地方もある。《季 冬》「細々と日枝の煙や—/嘯山」 2 天台宗で、伝教大師最澄 (さいちょう) の忌日である6月4日に行われる法会。伝教会。六月会 (みなづきえ) 。 3 真言宗で、月ごとの21日に弘法大師空海への報恩のために行う講会。
だいしごう【大師号】
朝廷から贈与される大師の称号。
だいしどう【大師堂】
真言宗の寺院で、弘法大師の像を安置する堂。
だいしのつえ【大師の杖】
大師講の日、供膳に添える長い箸 (はし) 。東北・北陸地方では、大師は子沢山であったので、この箸を短く折って分け与えたとか、団子をさして子供を育てたとかいう伝承がある。
だいしよう【大師様】
⇒大師流
だいしりゅう【大師流】
弘法大師空海を始祖とするという和様書道の一流派。室町末期に成立し、江戸初期ごろ大師流と称されるようになった。空海の書を誇張させた書風。