たい‐すい【大酔】例文一覧 2件

  1. ・・・ 吉里は上の間の小万をじッと見て、やがて室を出て行ッたかと思うと、隣の尾車という花魁の座敷の前で、大きな声で大口を利くのが、いかにも大酔しているらしく聞えた。 その日も暮れて見世を張る時刻になッた。小万はすでに裲襠を着、鏡台へ対って・・・<広津柳浪「今戸心中」青空文庫>
  2. ・・・伊達政宗がわざと大酔して空寝入りをし、自分の大刀に錆の出ていることを盗見させた逸話は有名である。伊達模様という一つの流行語が作られ、今日までそれは日本の生きた言葉としてのこっている。その源泉は、やはりこの伊達の智慧であった。浪費と軽薄の表徴・・・<宮本百合子「木の芽だち」青空文庫>