退転（たいてん）とは？意味・読み方・使い方

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たい‐てん【退転】
の解説

［名］(スル)

１仏語。修行を怠り、一度得た悟りを失って低いほうに落ちること。

２落ちぶれて他の地へ移ること。
1. 「商売をやめて深川佐賀町の寮に—した」〈万太郎・末枯〉

３中断すること。
1. 「矢叫びの声の—もなく、鏑 (かぶら) の鳴り止むひまもなく」〈平家・四〉

４しだいに衰えること。
1. 「谷々の講演摩滅して、堂々の行法も—す」〈平家・二〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

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退転の前後の言葉

退転の例文(4)

出典：青空文庫

･･･――が相場にかかって退転をしたそうです。お米さんにまけない美人を･･･泉鏡花「雪霊記事」
･･･来、ほどなく、お邸は退転、御両親も皆あの世。お部屋方の遠縁へ引取･･･泉鏡花「縷紅新草」
･･･われにもしこの後また退転の念が生じたとき、その八幡に行ってこ･･･国木田独歩「郊外」

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