たたき‐あげ【×叩き上げ】例文一覧 2件

  1. ・・・ 二葉亭の頭は根が治国平天下の治者思想で叩き上げられ、一度は軍人をも志願した位だから、ヒューマニチーの福音を説きつつもなお権力の信仰を把持して、“Might is right”の信条を忘れなかった。貴族や富豪に虐げられる下層階級者に同情・・・<内田魯庵「二葉亭追録」青空文庫>
  2. ・・・って、若し私が筋を書いた小説でなく本当に小説らしく心をも捕えてそれを生かしている小説を書き度いと考えたならば、尠くともある時期は、多くの困難と努力で、階級的な大小の実際的訓練を経て、自分自身の感情をも叩き上げなければならない。一本のステッキ・・・<宮本百合子「問に答えて」青空文庫>