おお・い〔おほい〕【多い】 の意味

  1. [形][文]おほ・し[ク]
  1. 数や量がたくさんある。物事がたびたび起こる。「商店が―・い」「交通事故が―・い」「―・いの少ないのと文句をつける」⇔少ない
  1. 全体の中で占めている割合が大きい。「子供に―・い病気」→多かり多く
  1. [補説]「多し」は、中古には訓点語系に用いられ、和文系統には、連用形「多く」を除いて「多かり」の系列が用いられた。
  1. [派生]おおさ[名]
  • おお・い〔おほい〕【多い】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ こう云って、一座を眺めながら、「何故かと申しますと、赤穂一藩に人も多い中で、御覧の通りここに居りまするものは、皆小身者ばかりでございます。

      芥川竜之介「或日の大石内蔵助」

    • ・・・与十という男は小柄で顔色も青く、何年たっても齢をとらないで、働きも甲斐なそうに見えたが、子供の多い事だけは農場一だった。

      有島武郎「カインの末裔」

    • ・・・勝つ者はすくなく、敗るる者は多い

      石川啄木「初めて見たる小樽」