しん‐し【進士】
《「しんじ」とも》 1 中国で、科挙の試験科目の名称。のちに、その合格者をいった。 2 律令制で、官吏登用試験の科目の名称。また、その合格者。 3 平安時代、2に合格した文章生(もんじょうしょう...
しん‐し【進止】
《「しんじ」とも》 1 立ち居振る舞い。挙動。「小乗声聞の法をもて、大乗菩薩法の威儀—を判ず」〈正法眼蔵・三十七品菩提分法〉 2 土地や人間などを占有し、思うままに支配すること。「田園ことごとく...
しん‐じ【心地】
《「しんち」とも》仏語。 1 心を大地にたとえていった語。 2 戒のこと。心にこうしようと思う意業(いごう)であるのでいう。 3 菩薩(ぼさつ)の修行の各階位における心のこと。 4 禅宗で、心の...
しん‐じ【心地/芯地】
帯や洋服の襟などの芯にする布地。麻芯・毛芯・接着芯など多種ある。
しん‐じ【心耳】
1 心の耳。心で聞き取ること。「この呪が—にとどまって」〈芥川・さまよへる猶太人〉 2 心房(しんぼう)の外側の湾曲部。また、心房のこと。
しんじ【神事】
[共通する意味] ★神を祭る行事。[英] rituals[使い方]〔祭事〕▽豊作を感謝する祭事〔神事〕▽元旦の神事でおはらいをし、一年の無事を祈る[使い分け]【1】「祭事」は、神道の儀式をさすこ...
シンジケート
[共通する意味] ★企業の独占形態。[使い分け]【1】「カルテル」は、同一産業部門の企業間で、価格、生産量などを協定し、市場における競争を制限、排除し、利潤を確保しようとするもの。「企業連合」と...
しんじつ【真実】
[共通する意味] ★本当のこと。うそ偽りでないこと。[英] truth[使い分け]【1】「真理」は、現実や事実とは特に関係なく、道理として全く正しいこと、だれもが認める本当のことを表わす。【2】...
しんじゃ【信者】
[共通する意味] ★ある宗教を信仰する人。[英] believer[使い方]〔信者〕▽イスラムの信者〔教徒〕▽仏教徒〔信徒〕▽熱心な信徒に支えられ、危機を乗り切る[使い分け]【1】いずれも、仏教...
しんじゅう【心中】
[共通する意味] ★愛する者同士が一緒に死ぬこと。[英] a lovers' suicide[使い方]〔情死〕スル▽前途を悲観して情死した〔心中〕スル▽妻子ある男性と夫のいる女性とが心中した▽一...
しんじついちろ【真実一路】
偽りのない真心をもって一筋に進むこと。▽「真実」はまこと・ほんとうのこと。「一路」は一筋の道、一筋の道をまっすぐに、ひたすらの意。
しんじゅんのそしり【浸潤之譖】
悪口を少しずつ言ったりほのめかしたりして、それを聞き手に信じ込ませること。水がしみ込むように批判を繰り返す、陰険な中傷のこと。
しんじんいちにょ【身心一如】
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
しんじんかめつ【薪尽火滅】
人が亡くなること。▽「薪尽」はたきぎがなくなること。「火滅」は火が消える意。仏教で釈迦しゃかの入滅のことを言ったもので、そこから人の死をいう。「薪たきぎ尽つきて火ひ滅ほろぶ」と訓読する。
しんじんけつじょう【信心決定】
仏教のことばで、阿弥陀仏の救済を信じる心が、堅く定まっていること。