かてい‐てき【家庭的】
[形動] 1 家庭生活に向いているさま。また、家庭を大事にするさま。「—な人」 2 家庭にいるように、うちとけてくつろぐことができるさま。「—な雰囲気の宿」 3 家庭に関するさま。「—に不遇である」
かん‐か【轗軻/坎坷/坎軻】
《車が思うように進まない意》世間に認められないこと。志を得ないこと。「—不遇」「妾等、何ぞ独り—臲(げっこつ)、浮世の憂苦厄運に縛せられ」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ぎけいき【義経記】
室町前期の軍記物語。8巻。作者、成立年代ともに未詳。源義経(みなもとのよしつね)の不遇な幼年時代と、晩年の悲劇的な運命を描いたもの。判官(ほうがん)物語。義経(よしつね)物語。
くち‐き【朽(ち)木】
1 朽ちた木。腐った木。 2 不遇のままむなしく一生を終える人の境遇のたとえ。
ぐう【遇】
[常用漢字] [音]グウ(慣) [訓]あう 1 思いがけず出会う。「奇遇・遭遇」 2 よい運にめぐりあう。めぐりあわせ。「境遇・不遇・千載一遇」 3 ある態度で人と接する。もてなす。「厚遇・殊遇...
埋もれ木
I〔泥炭地に埋めた木〕bogwood(▼主に装飾品用)II〔不遇〕ようやく埋もれ木に花が咲いたAt last he was able to rise 「out of [from] obscuri...
拘らず
1〔…であるのに〕努力したにもかかわらず失敗したI failed in spite of all my efforts.雨天にもかかわらず出掛けたShe went out 「in spite o...
晩年
one's later yearsこの絵は彼の晩年の作品であるHe painted this picture in his later years.晩年になってやっと成功したIt was onl...
不遇
〔世に知られないこと〕obscurity;〔不幸せ〕misfortune不遇の obscure; unfortunate不遇をかこつlament [bemoan] one's ill fate不...
ふぐうの【不遇の】
obscure; unfortunate不遇をかこつlament [bemoan] one's ill fate不遇時代が長かったHis days of obscurity lasted lo...
ひめい【悲鳴】
[共通する意味] ★驚き、苦痛、恐怖などを感じたときにあげる高い声。また、自分ひとりで処理しきれず、他人に助けを求める声やことば。[英] a scream[使い方]〔悲鳴〕▽隣の家から悲鳴がきこ...
そこづみ【底積み】
[共通する意味] ★荷物を他の荷物の下に積むこと。または、他の荷物の下に積まれた荷物。[英] the lower lay[使い方]〔下積み〕スル▽下積みされた荷物▽下積み無用〔底積み〕▽重い荷物...
かこつ
[共通する意味] ★腹立たしく思って恨み悲しむ。[英] to grieve (about)[使い方]〔嘆く〕(カ五)▽政界の腐敗を嘆く▽わが身の不運を嘆く〔かこつ〕(タ五)▽不遇をかこつ▽無聊(...
ほうがんびいき【判官びいき】
[共通する意味] ★自分の気にいった者を引き立て、特に力添えすること。[英] favoritism[使い方]〔ひいき〕スル▽ひいきの引き倒し(=ひいきし過ぎてかえってその人の不利になること)▽か...
ひいき
[共通する意味] ★自分の気にいった者を引き立て、特に力添えすること。[英] favoritism[使い方]〔ひいき〕スル▽ひいきの引き倒し(=ひいきし過ぎてかえってその人の不利になること)▽か...
かんかふぐう【轗軻不遇】
世に受け入れられず行き悩むさま。事が思い通りにいかず行き悩み、ふさわしい地位や境遇に恵まれないさま。▽「轗軻」は道が平坦へいたんでないさま。また、事が思い通り運ばず不遇なさま。世に受け入れられず行き悩むさま。
たいきばんせい【大器晩成】
大きな器は完成するまでに時間がかかることから、真に偉大な人物も大成するのが遅いということ。大人物は遅れて頭角を現すということ。才能がありながら不遇である人に対する慰めの言葉としても用いる。▽「大器」は偉大な器量をもつ人。「晩成」は多くの時間を費やして成就すること。
たくらくしつろ【拓落失路】
十分な地位を得られず、出世の道が絶たれること。▽「拓落」は役人などが落ちぶれるさま、不遇なさま。「失路」は出世の道を失うこと。「拓落たくらくして路みちを失うしなう」と訓読する。
ほうがんびいき【判官贔屓】
弱者や薄幸の者に同情し、味方したり応援したりすること。また、その気持ち。▽「判官」は官職の名で、ここでは検非違使けびいしの尉じょう(判官)の職にあった源義経みなもとのよしつねのこと。「贔屓」は目をかけること。源義経が兄の頼朝よりともにねたまれて滅んだことに、人々が同情を寄せたことからいう。「判」は「はん」とも読む。
かめい‐なんめい【亀井南冥】
[1743〜1814]江戸後期の儒学者・医師。筑前の人。名は魯。字(あざな)は道載(どうさい)。徂徠(そらい)学を学び、福岡藩の儒員兼医員となったが、晩年は不遇のうちに自殺。著「論語語由」など。
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。若手ながら名手といわれたが、音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死んだ。作...
くじょう‐みちいえ【九条道家】
[1193〜1252]鎌倉前期の公卿。兼実(かねざね)の孫。四男頼経を将軍として鎌倉に送り、また、公武協調策によって摂政・関白となり、権勢を得た。のち出家、不遇のうちに死去。日記「玉蘂(ぎょくず...
くじょう‐よりつぐ【九条頼嗣】
[1239〜1256]鎌倉幕府第5代将軍。在職、1244〜1252。第2代摂家将軍。頼経の長男。父隠退のあと、執権北条経時に擁立されて将軍となったが、職を廃されたのち不遇のうちに没した。
くじょう‐よりつね【九条頼経】
[1218〜1256]鎌倉幕府第4代将軍。在職、1226〜1244。第1代摂家将軍。道家の子。源頼朝の遠縁にあたるため将軍に迎えられたが、北条氏の独裁下で形式上の将軍にすぎず、子頼嗣に将軍職を譲...