あい【相】
《「合い」と同語源》 [名] 1 二人で互いに槌(つち)を打ち合わすこと。あいづち。〈和名抄〉 2 共謀の仲間。ぐる。「むむ、さては—ぢゃの」〈浄・女楠〉 3 相手をすること。また、相手。「—...
アイオナ‐しゅうどういん【アイオナ修道院】
《Iona Abbey》英国スコットランド西岸、インナーヘブリディーズ諸島のアイオナ島にある修道院。6世紀にアイルランド出身の修道僧、聖コルンバにより創建。スコットランドやイングランド北部への布...
アイオナ‐とう【アイオナ島】
《Isle of Iona》英国スコットランド西岸、インナーヘブリディーズ諸島の小島。マル島の西方、約1.6キロメートルに位置する。6世紀にアイルランド出身の修道僧、聖コルンバがアイオナ修道院を...
あい‐さつ【挨拶】
[名](スル)《「挨」は押す、「拶」は迫る意で、本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すこと》 1 人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼にかなった動作や言葉。「—を交わす...
あいのうしょう【壒嚢鈔】
室町中期の百科事典。僧行誉(ぎょうよ)の編。7巻。文安3年(1446)成立。事物の起源、和漢の故事、国字・漢字の語源や語義などを解説。→塵添壒嚢鈔(じんてんあいのうしょう)
有り難い
1〔感謝する〕来てくれて有り難い「I appreciate your [Thanks for] coming.いつも彼女の親切[助言]を有り難いと思っているI am always thankfu...
行脚
1〔修行僧が歩き回ること〕 ((go on)) a pilgrimage2〔方々を歩き回ること〕 ((go on)) a walking tour全国を行脚するtravel all over t...
薄墨
thin black ink薄墨(色)の衣をまとった僧侶たちpriests wearing gray robes空は薄墨を流したようだったThe sky was 「the color of di...
お灸
⇒きゅう(灸)いたずらがばれてみっちりお灸を据えられたHe got a good scolding when his mischief was found out.あのいたずら小僧にうんとお灸を...
おきゅうをすえる【お灸をすえる】
いたずらがばれてみっちりお灸を据えられたHe got a good scolding when his mischief was found out.あのいたずら小僧にうんとお灸を据えてやるI'...
たびそう【旅僧】
[共通する意味] ★居所を定めず、あちこち遍歴して修行する僧。[英] an itinerant priest[使い分け] 「雲水」は、行雲流水(漂う雲と流れる水)のようにゆくえが定まらないところ...
うんすい【雲水】
[共通する意味] ★居所を定めず、あちこち遍歴して修行する僧。[英] an itinerant priest[使い分け] 「雲水」は、行雲流水(漂う雲と流れる水)のようにゆくえが定まらないところ...
あんぎゃそう【行脚僧】
[共通する意味] ★居所を定めず、あちこち遍歴して修行する僧。[英] an itinerant priest[使い分け] 「雲水」は、行雲流水(漂う雲と流れる水)のようにゆくえが定まらないところ...
ぼう【坊】
[共通する意味] ★寺院内で、僧の住む所。[英] a priest's lodge[使い方]〔僧坊〕▽僧坊に起居する〔坊〕▽寺の坊に泊めてもらう〔禅室〕▽禅室で座禅をくむ[使い分け]【1】「僧坊...
ぜんしつ【禅室】
[共通する意味] ★寺院内で、僧の住む所。[英] a priest's lodge[使い方]〔僧坊〕▽僧坊に起居する〔坊〕▽寺の坊に泊めてもらう〔禅室〕▽禅室で座禅をくむ[使い分け]【1】「僧坊...
うんすいあんぎゃ【雲水行脚】
僧が全国各地をめぐりながら修行すること。また一般に、人が行方を定めず思うままに旅すること。
えんちょうこくい【円頂黒衣】
僧の姿かたちのこと。また、僧のこと。▽「円頂」は髪をそった丸い頭。「黒衣」は墨染めの法衣ほうえの意。
きえさんぽう【帰依三宝】
仏門に入って教えに従うこと。仏教徒としての基本的条件。▽仏教語。「三宝」は仏と仏の教えとその教えを広める僧のこと。これを仏・法・僧という。「帰依」は仏の教えや有徳の高僧の威徳にすがって付き従うこと。「三宝さんぽうに帰依きえす」と訓読する。
なんとほくれい【南都北嶺】
奈良と比叡山ひえいざんのこと。また、奈良の興福寺こうふくじと比叡山の延暦寺えんりゃくじのこと。▽「南都」は奈良のこと。奈良には仏教の大きな派閥が六つあったが、法相宗ほっそうしゅう興福寺はその代表。「北嶺」は比叡山のこと。延暦寺の僧兵は山法師、興福寺の僧兵は奈良法師として権勢を振るった。
にくじきさいたい【肉食妻帯】
僧侶そうりょが肉を食べ、妻をめとること。▽僧侶は殺生をしてはならず、禁欲生活を送るべきものであるという考え方から、かつて浄土真宗以外の宗派ではこれを禁じていた。「食」は「しょく」とも読む。
あおうどう‐でんぜん【亜欧堂田善】
[1748〜1822]江戸後期の洋風画家。岩代(いわしろ)の人。本名、永田善吉。画僧月僊(げっせん)・谷文晁(たにぶんちょう)に師事、松平定信の御用絵師となる。江戸で洋風画法や銅版画を学び、江戸...
さいぎょう【西行】
[1118〜1190]平安後期の歌人・僧。俗名、佐藤義清(さとうのりきよ)。法名、円位。鳥羽院に北面の武士として仕えたが、23歳で出家。草庵に住み、また諸国を行脚して歌を詠んだ。家集「山家集」...
さえき‐じょういん【佐伯定胤】
[1867〜1952]僧。奈良の生まれ。法隆寺住職。法相宗管長をしたが、のち、法隆寺を法相宗から分離し聖徳宗の本山とした。
さくげん‐しゅうりょう【策彦周良】
[1501〜1579]室町末期の臨済宗の僧。丹波の人。号、謙斎。明(みん)に2回渡り、日記「初渡集」「再渡集」がある。織田信長・武田信玄に信任され、甲斐恵林寺、京都天竜寺に住した。著「南游集」など。
じえん【慈延】
[1748〜1805]江戸中期の僧・歌人。信濃の人。比叡山で修学。和歌を冷泉為村に学び、和歌四天王とよばれた。