あわれ【哀れ】
[名]しみじみ心に染みる感動、また、そのような感情を表す。 1 (「憐れ」とも書く)強い心の動き。特に悲哀・哀憐の感情。不憫(ふびん)と思う気持ち。「人々の—を誘った」「—をかける」「そぞろ—...
いか‐ず
《動詞「い(行)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」から。近世上方語》 1 人情や情趣を解さないこと。また、その人。無粋。「この里の恋と情けと…をまろめし中にも、あんな—もありける」〈浮・好色盛衰...
いろ‐ごのみ【色好み】
1 情事を好むこと。また、その人。好色漢。 2 恋愛の情趣をよく解すること。また、その人。「—といはるるかぎり、五人」〈竹取〉 3 風流・風雅な方面に関心や理解があること。また、その人。「かの賢...
いろ‐めか・し【色めかし】
[形シク]恋の情趣を好むようにみえるさま。色好みらしい。「—・しうなよび給へるを、女にて見むはをかしかりぬべく」〈源・紅葉賀〉
え【絵/画】
1 物事や情景を、色・線・形などによって、平面上に写し表したもの。絵画。 2 ある情趣を感じさせるありさま。光景。「母が乏しい髪を工面して、何うか斯うか髷に結い上げる様子は…夫程見栄のある—では...
dry
[形](dri・er;dri・est)1 水気がない(解説的語義)乾いた,乾燥した,〈川・井戸などが〉干上がった,〈洗濯物などが〉乾いた,〈容器などが〉水などが入っていない,〈魚などが〉干物にな...
sentiment
[名]1 U(哀れみ・愛情などの)気持ち(解説的語義)(…に対する/…に反する)感情≪toward,for/against≫;(…に対する)感傷,涙もろさ,情≪about,for≫(◆日常的には...
spice
[名]1 U〔集合的に〕(味付け用の)スパイス,薬味,香辛[味]料;C(個々の)スパイスlamb marinated with spices各種スパイスでマリネしたラム肉1a U(スパイスに典型...
じょうちょ【情緒】
[共通する意味] ★物事の味わい、おもしろみ。[英] feeling[使い方]〔情緒〕▽江戸の情緒が残る町並み▽情緒たっぷりに歌う▽異国情緒〔情趣〕▽古都の情趣を味わう▽情趣を解する人〔興趣〕▽...
きょうしゅ【興趣】
[共通する意味] ★物事の味わい、おもしろみ。[英] feeling[使い方]〔情緒〕▽江戸の情緒が残る町並み▽情緒たっぷりに歌う▽異国情緒〔情趣〕▽古都の情趣を味わう▽情趣を解する人〔興趣〕▽...
じょうしゅ【情趣】
[共通する意味] ★物事の味わい、おもしろみ。[英] feeling[使い方]〔情緒〕▽江戸の情緒が残る町並み▽情緒たっぷりに歌う▽異国情緒〔情趣〕▽古都の情趣を味わう▽情趣を解する人〔興趣〕▽...
じょうみ【情味】
[共通する意味] ★物事の味わい、おもしろみ。[英] feeling[使い方]〔情緒〕▽江戸の情緒が残る町並み▽情緒たっぷりに歌う▽異国情緒〔情趣〕▽古都の情趣を味わう▽情趣を解する人〔興趣〕▽...
こく
[共通する意味] ★飲食物の、好ましい味の良さ。[英] flavor[使い方]〔こく〕▽こくのあるウイスキー▽口全体に広がるこくのあるまろやかさ〔風味〕▽産地直送ならではの新鮮な風味▽素材の持つ...
いこくじょうちょ【異国情緒】
いかにも外国らしい風物がかもしだす、わが国のものとは異なる雰囲気や趣。エキゾチシズム。▽「情緒」は「じょうしょ」とも読み、その周囲をとりまく雰囲気や気分。また、ある場所や物に接したときに受ける、しみじみとした情趣や雰囲気。
きいんせいどう【気韻生動】
芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。▽「気韻」は書画など芸術作品にある気高い趣。気品。「生動」は生き生きとしているさま。また、生き生きとして真に迫ること。中国六朝りくちょう時代、南斉なんせいの人物画の名手謝赫しゃかくが、『古画品録』の中で画の六法の第一に挙げたのに始まるといわれる。
しょうふうろうげつ【嘯風弄月】
風に吹かれて詩歌を口ずさみ、月を眺めること。自然の風景に親しみ、詩歌・風流を愛して楽しむことをいう。▽「嘯」はうそぶく。口をすぼめて声を長く引いて歌うこと。「弄月」は月を眺め賞すること。
おかだ‐さぶろうすけ【岡田三郎助】
[1869〜1939]洋画家。佐賀の生まれ。黒田清輝らに学び、のちフランスに留学し、ラファエル=コランに師事。外光派的作風の風景画と日本的情趣の装飾的女性像を描いた。また、舞台美術・図案・工芸の...
かぶらぎ‐きよかた【鏑木清方】
[1878〜1972]日本画家。東京の生まれ。本名、健一。水野年方に師事し、早くから挿絵を描き、情趣豊かな明治の風俗を絵にとどめた。歌川派の浮世絵から出て、文学的教養と清新な感覚で、近代的美人画...
さかもと‐はんじろう【坂本繁二郎】
[1882〜1969]洋画家。福岡の生まれ。二科会の創立に参加。馬・能面などを題材として、微妙な色調のうちに思索的情趣をたたえた作品を制作した。文化勲章受章。
しみず‐はまおみ【清水浜臣】
[1776〜1824]江戸後期の歌人・国学者。江戸の人。号、泊洦舎(さざなみのや)。村田春海に国学を学び、古典の考証・注釈にすぐれ、王朝的情趣のある歌文を残した。著「泊洦舎文藻」「泊洦舎集」など。
ジョルジョーネ【Giorgione】
[1477ころ〜1510]イタリアの画家。本名、ジョルジオ=ダ=カステルフランコ。盛期ルネサンス、ベネチア派の代表者の一人。人物と自然とを一体となし、情趣に富む詩的な作品を残した。作「三人の哲学...