朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて夕(ゆう)べには白骨(はっこつ)となる
《和漢朗詠集・下の「朝に紅顔あって世路に誇れども、暮(ゆふべ)に白骨となって郊原に朽ちぬ」から》この世は無常で、人の生死は予測できないことをいう。
あん‐ぷ【安否】
《「あんぶ」とも》「あんぴ(安否)」に同じ。「サレドモソノ獣生死ノ—ヲ試ミョウト思ウタカ」〈天草本伊曽保・二人の知音〉
いき‐しに【生き死に】
生きることと死ぬこと。生きるか死ぬか。生死(せいし・しょうじ)。「—の境にある」
生(い)き死(し)にの二(ふた)つの海(うみ)
仏語。生と死のある現世の悩みのたとえ。生死(しょうじ)の海。「—を厭(いと)はしみ潮干の山を偲(しの)ひつるかも」〈万・三八四九〉
いちねん‐ごひゃくしょう【一念五百生】
仏語。ただ一度妄想を心に抱いただけで、五百回も生死を重ねる輪廻(りんね)の報いを受けること。
生き死に
⇒せいし(生死),しかつ(死活)
画する
1〔線を引く〕draw a line ((between A and B))2〔はっきりと区切る〕divideその作品は美術界に新時代を画したThe work marked [heralded]...
事
1〔事柄〕a thing; a matter一番大事な事the most important thing生死に関わる事a matter of life and death商売[教育]上の事「a ...
境
I〔国・州などの境界線〕a border;〔境界線〕a boundary ⇒きょうかい(境界)州の境the state border市の境the city limits境を決めるdemarcat...
彷徨う
1〔歩き回る〕wander (about); stray;《文》 rove; roam2〔居が定まらない〕彼は長年あちこちさまよったあげく,ここに落ち着いたHe finally settled ...
せいぞん【生存】
[共通する意味] ★命を保っている。[使い方]〔生存〕スル▽遭難者の生存が危ぶまれる▽都市化の波が野鳥の生存を脅かしている▽生存競争▽生存者〔生息〕スル▽コアラはオーストラリアに生息している▽コ...
ようが(うが)
[共通する意味] ★後悔・不満・非難・疑問・感動などを表わす。[使い方]〔(よ)うに〕▽あのけがじゃ、かなり痛いでしょうに▽もしもあの飛行機に乗っていたら、今ごろは死んでいただろうに〔(よ)うが...
さまよう
[共通する意味] ★あてもなくあちこち歩き回る。[英] to wander; to roam[使い方]〔さすらう〕(ワ五)▽さいはての地をさすらう▽あてどもなくさすらう〔さまよう〕(ワ五)▽街中...
うろつく
[共通する意味] ★あてもなくあちこち歩き回る。[英] to wander; to roam[使い方]〔さすらう〕(ワ五)▽さいはての地をさすらう▽あてどもなくさすらう〔さまよう〕(ワ五)▽街中...
さんぜ【三世】
[意味] 仏教で、前世・現世・来世(後世)をいう。[使い方]〔三世〕▽三世の縁▽主従は三世[関連語]◆(二世) 現世と来世。この世とあの世。「親子は一世、夫婦は二世」「二世の契り(=夫婦の約束)...
さんがいるてん【三界流転】
生あるものは三界に生死を繰り返して、迷い続けるということ。▽仏教語。「三界」は仏教の世界観で、衆生しゅじょうが生まれて、死に輪廻りんねする三つの領域、欲界よっかい色界しきかい無色界むしきかいのこと。「流転」は迷い続けること。生まれ変わり、死に変わって迷い続けること。
しゅつりしょうじ【出離生死】
仏教のことばで、生死に捕らわれた迷いの境地から逃れ、悟りの境地に入ること。
しょうじじだい【生死事大】
生き死にの問題は重大であり、それをいかに超越するかが最大事であること。生死を繰り返す、この世の迷いを捨てて悟りを開くことは、いま生きているこの時しかなく、最も大切なことであるという。求法ぐほうの切なることをいう。▽仏教、特に禅宗の語。
しょうじるてん【生死流転】
衆生しゅじょうが煩悩を捨てられず、解脱することもなく、苦しい生死の世界を果てることもなく巡ること。▽仏教の世界では、人間は生死を繰り返して、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六界)を次々と巡ると考えていた。
しょうめつめつい【生滅滅已】
生と死が滅して、現世を超えること。仏道修行によって、生死ある世界を葬り去って、涅槃ねはんへと到達すること。
あまこ‐じゅうゆうし【尼子十勇士】
尼子氏滅亡後、勝久を擁して尼子氏再興に尽くした10人の勇士。山中鹿之助・秋宅庵之介・横道兵庫之介・早川鮎之介・尤道理之介・寺本生死之介・植田早稲之介・深田泥之介・藪中荊之介・小倉鼠之介。
うえだ‐みよじ【上田三四二】
[1923〜1989]医師・歌人・文芸評論家。兵庫の生まれ。内科医のかたわら作品を発表。癌(がん)との闘いを転機に人間の生死を見つめた作品を多く残す。小説「惜身命」で芸術選奨。他に「祝婚」、歌集...
しょう‐こう【蕭紅】
[1911〜1942]中国の作家。本名、張廼瑩(ちょうだいえい)。黒竜江省の生まれ。蕭軍の妻で、のちに離婚。魯迅(ろじん)に認められ、その援助によって「生死場」を刊行した。他の作品に「呼蘭河伝」...