さい‐じゅん【最純】
[名・形動ナリ]もっとも純粋であること。全くまじりけのないこと。また、そのさま。「—なる表象はただちに意志である」〈倉田・愛と認識との出発〉
し‐じゅん【至純/至醇】
[名・形動]まったくまじりけのないこと。この上なく純粋なこと。また、そのさま。「—な(の)愛」 [派生]しじゅんさ[名]
しん‐じゅん【真純】
いつわりや、まじりけのないこと。純真。「いずれも—の道理を討ねて常に怠ることなかりしかど」〈逍遥・美とは何ぞや〉
じゅん【純】
[形動][文][ナリ]まじりけや偽りのないさま。人柄や気持ちがすなおで、けがれたところがないさま。「—な心」「—な男」 [ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「—たる天保(てんぽう)度の人...
じゅん【純】
[音]ジュン(呉) [学習漢字]6年 まじりけがない。「純益・純情・純真・純粋・純然・純毛・純良/至純・清純・単純・不純」 [名のり]あつ・あつし・あや・いたる・いと・きよし・すなお・すみ・つな...
じゅん【純】
⇒じゅんすい(純粋),じゅんしん(純真)1〔混じりけがないこと〕purity純な pure;〔本物の〕genuine純でないimpure純日本式家屋「an authentic [a genuin...
せいじゅん【清純】
purity;〔無垢〕innocence清純な pure; innocent清純派の歌手a singer with an image of innocence and purity
たんじゅん【単純】
simplicity単純な simple;〔頭が〕simple-minded;〔うぶな〕naive単純な模様a simple pattern単純な仕事simple work/a simple t...
ふじゅん【不純】
impurity不純な impure彼がそれを言い出したのは不純な動機からであったHe proposed it out of impure [selfish] motives.不純異性交遊ill...
しじゅん【至純】
[共通する意味] ★邪念や私欲がなく、ひたむきであるさま。[英] purity[使い方]〔純粋〕(名・形動)▽純粋な心をもった人▽純粋な気持ち〔至純〕(名・形動)▽二人は至純の愛に生きた〔無垢〕...
せいじゅん【清純】
[共通する意味] ★清らかで汚れていないこと。[英] purity; immaculacy[使い方]〔潔白〕(名・形動)▽私は断じて潔白だ▽身の潔白を証明する〔清純〕(名・形動)▽清純で可憐(か...
たんじゅん【単純】
[共通する意味] ★まじりけのないこと。[英] simple[使い方]〔純粋〕(名・形動)▽純粋な赤▽純粋の秋田犬▽純粋培養〔単純〕(名・形動)▽単純な配色[使い分け]【1】「純粋」「単純」はと...
ふじゅん【不純】
[共通する意味] ★けがれていること。[英] impure; unclean[使い方]〔不潔〕(名・形動)▽身のまわりを不潔にするな▽不潔な肌着〔不浄〕(名・形動)▽不浄な金〔不純〕(名・形動)...
いしはら‐じゅん【石原純】
[1881〜1947]理論物理学者・歌人。東京の生まれ。東北大教授。特殊相対性理論・量子論を研究。著「自然科学概論」、アララギ派の歌人として歌集「靉日(あいじつ)」など。名は「あつし」とも。
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
はらだ‐まさずみ【原田正純】
[1934〜2012]医師。鹿児島の生まれ。水俣病研究の第一人者として診察・調査などに尽力。昭和39年(1964)には、母親の胎内で有機水銀に侵される胎児性水俣病の存在を明らかにした。カネミ油症...
ほんだ‐まさずみ【本多正純】
[1565〜1637]江戸初期の大名。宇都宮城主。三河の人。正信の長男。通称、弥八郎。父とともに徳川家康に信任され、幕府創業に活躍。家康の死後、将軍秀忠の怒りを受け、出羽に流された。