あかつき‐おき【暁起き】
1 夜明け前に起きること。「置く霜の—を思はずは君が夜殿(よどの)に夜離(よが)れせましや」〈後撰・恋五〉 2 夜明け前に起きて勤行(ごんぎょう)すること。「—の袖の上、山路の露もしげくして」〈...
あさ‐おき【朝起き】
[名](スル)朝早く起きること。また、その人。早起き。
朝起(あさお)きは三文(さんもん)の徳(とく)
《「徳」は「得」とも書く》早起きをすれば、必ずいくらかの利益がある。早起きは三文の徳。
アフリカたんいつきげん‐せつ【アフリカ単一起源説】
現代人の起源に関する仮説の一つ。現生人類の直接の祖先は、20万年〜10万年前にアフリカで猿人から新人の段階まで進化した後、世界各地に拡散したとする。→多地域進化説
あら‐おこし【粗起(こ)し/荒起(こ)し】
稲作の準備として、田を大まかに掘り起こすこと。
きしょう【起床】
[共通する意味] ★寝床から起き出すこと。[英] to rise; to get up[使い方]〔起床〕スル▽毎朝六時に起床する▽起床時間〔離床〕スル▽日の出とともに離床する▽病気が治り離床する...
きふく【起伏】
[共通する意味] ★勢いが盛んになったり、衰えたりすること。[英] rise and fall[使い方]〔浮き沈み〕スル〔浮沈〕スル〔消長〕スル〔起伏〕スル[使い分け]【1】「浮き沈み」「浮沈」...
さいき【再起】
[共通する意味] ★もとの地位、任務、状態などに戻ること。[英] a return[使い方]〔復帰〕スル〔カムバック〕スル〔再起〕スル[使い分け]【1】「復帰」は、何かの事情があって一度中断して...
きそ【起訴】
[共通する意味] ★事実の認定、ならびに法律的判断を裁判所に申し出るときの種々の場合における用語。[英] a lawsuit[使い方]〔訴訟〕スル▽訴訟を起こす▽公害訴訟〔起訴〕スル▽殺人罪で起...
きよう【起用】
[共通する意味] ★人を選び出して用いること。[英] appointment[使い方]〔起用〕スル〔登用〕スル〔挙用〕スル〔抜擢〕スル[使い分け]【1】「起用」は、それまで重く用いられていなかっ...
いちねんほっき【一念発起】
それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むこと。また、今までの気持ちを改めて仏道に入り、悟りを開こうと固く決心すること。▽もと仏教語。「一念」はひたすら思い込むこと。「一」はひたすらの意。
ごりんじっき【五倫十起】
中国後漢ごかんの第五倫だいごりんは清廉公平で知られていたが、ある時、人からあなたのような方でも私心があるのかと聞かれ、兄の子の病気には一晩に十回も起きて見舞っても家に帰れば安眠できたが、わが子の病気には見舞いには行かなくても心配で夜眠れない、これこそ私心ある証拠であるといった故事。▽「五倫」は人の名で、後漢の第五倫。「十起」は十たび起きること。『蒙求もうぎゅう』の一句。
しちてんはっき【七転八起】
何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。転じて、人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。七度転んでも八度起き上がる意から。▽一般に「七転ななころび八起やおき」という。「転」は「顛」とも書く。
ふんきいちばん【奮起一番】
この上ない力をこめて一気に立ち上がること。いきなり思い立つこと。
ぶそうほうき【武装蜂起】
支配者の圧政に対抗して、人民が武器を取って一斉に立ち上がること。
ご‐き【呉起】
[?〜前381]中国、戦国時代の兵法家・武将。衛の人。魏(ぎ)の文侯に仕え、のち、楚(そ)の悼王(とうおう)の宰相となり、楚国の強兵につとめた。その著といわれる「呉子」は「孫子」と並ぶ代表的兵法書。
とさ‐みつおき【土佐光起】
[1617〜1691]江戸前期の画家。堺の人。光則の子。承応3年(1654)室町末期以来とだえていた宮廷の絵所預となり、土佐家を再興、江戸時代の土佐様式をつくりあげた。のち剃髪して常昭と号し、法...
はく‐き【白起】
[?〜前257]中国、戦国時代の秦の武将。郿(び)(陝西(せんせい)省)の人。昭襄王のとき、武功により武安君に封じられたが、のち、宰相の范雎(はんしょ)と不和となり、王の信を失って自殺させられた。
ゆき‐しげこ【由起しげ子】
[1900〜1969]小説家。大阪の生まれ。本名、伊原志げ。旧姓、新飼。「本の話」で小谷剛とともに戦後初の芥川賞受賞。他に「警視総監の笑ひ」「女中ッ子」「沢夫人の貞節」など。