おも‐げぎょ【本懸魚】
破風(はふ)の拝みの下、中央部にある懸魚。拝み懸魚。
ほ‐い【本意】
《「ほんい」の撥音の無表記》本来の望み。本当の考え。「かの世にても、いま一度あひ見むと思ふ—侍れば」〈宇津保・忠こそ〉
ほい‐な・い【本意無い】
[形][文]ほいな・し[ク] 1 思うようにならなくて残念である。「—・う帰りしが今年になってようよう暇を得て」〈露伴・椀久物語〉 「—・き事なれば、いとうたて物憂くおぼえて」〈落窪・四〉 2 ...
ほ‐け【本家】
「ほんけ」の撥音の無表記。「三日の夜は—、五日の夜は摂政殿より」〈栄花・さまざまの喜び〉
ほ‐ぞん【本尊】
「ほんぞん(本尊)」に同じ。「この誓願寺の御—は」〈仮・竹斎・上〉
ほん【本】
1〔書物〕a book科学の本a scientific book/a book on science単に本から得た知識mere book learning/knowledge gained on...
ほんい【本位】
1〔基準・中心となるもの〕自己本位の人[考え方]〔自己中心の〕「a self-centered [an egocentric] person [way of thinking]彼は実験本位の授業...
ほんい【本意】
1〔真意〕 ((a person's)) real intention(s)それは私の本意とは全くかけ離れていたIt was far from my true intention.それは君の本意...
ほんいきごう【本位記号】
〔楽譜の〕a natural
ほんいんぼう【本因坊】
Hon'inbo; the grand master of (the game of) go
ほん【本】
[共通する意味] ★文章や写真、絵などを印刷し、ページを繰って見ていく形にまとめたもの。[英] a book; a volume[使い方]〔本〕▽本を読む▽研究成果を本にまとめる〔書物〕▽書物を...
ほんい【本意】
[共通する意味] ★本当の気持ち。本当の意向、意志、希望など。[英] one's real intention[使い分け]【1】「真意」は、表面からとらえにくい本当の心、また、表わしにくい真実の...
ほんえい【本営】
[共通する意味] ★総大将、総指揮官の居所のおかれている陣営。[英] the headquarters[使い方]〔本営〕▽町を占領して本営をおく▽大本営〔本陣〕▽敵の本陣をつく▽大将を本陣に集め...
ほんかくてき【本格的】
[共通する意味] ★省略などをしない正当なやり方。[英] formal[使い方]〔正式〕(名・形動)▽正式に採用される▽正式な手続きをとる▽正式発表〔本式〕(名・形動)▽今年からは本式に勉強をし...
ほんきゅう【本給】
[共通する意味] ★手当てなどを含まない、給料の基本的な部分。[英] a basic salary[使い方]〔本給〕▽本給は毎年引き上げられる〔本俸〕▽経験年数により本俸も異なる〔基本給〕▽基本...
ほんけほんもと【本家本元】
最も正統で、おおもとをなす血筋の家や人、また、流派や商売。分家に対して、その分かれ出たもとの家。転じて、物事の発端となった出来事や中心人物。
ほんちすいじゃく【本地垂迹】
日本の神は、インドの仏や菩薩ぼさつ本体が人を救うため、神の姿を借りて現れたということ。また、そのように仏教と神道とを融合させた考え方を指す場合もある。▽仏教語。「本地」は仏・菩薩の本来の姿のこと。「垂迹」は仏が借りたいろいろな神の意。「地」は「じ」とも読む。
ほんまつてんとう【本末転倒】
物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。▽「本末」は根本的なことと枝葉のこと。「転倒」はひっくり返すこと。「転」は「顛」とも書く。
ほんりょうあんど【本領安堵】
鎌倉・室町時代に、幕府や領主が、忠誠を誓った家臣に対して、その者の領地の所有を保証した制度。
ほんいんぼう‐さんさ【本因坊算砂】
[1558〜1623]安土桃山・江戸初期の僧・囲碁棋士。京都の人。本因坊家の始祖。本姓、加納。幼名、与三郎。日海と称し、寂光寺の塔頭(たっちゅう)本因坊に住んだ。若年から碁・将棋の達人で、織田信...
ほんいんぼう‐どうさく【本因坊道策】
[1645〜1702]江戸前期の囲碁棋士。石見(いわみ)の人。3世本因坊道悦の門下に入り、4世本因坊を継いで、名人位に推される。碁聖と称され、布石理論や段位制を確立し、近代碁の始祖といわれる。
ほんだ‐こうたろう【本多光太郎】
[1870〜1954]物理学者・冶金(やきん)学者。愛知の生まれ。東北大教授・同大学総長。金属材料を研究し、KS鋼・新KS鋼を発明。文化勲章受章。
ほんだ‐ただかつ【本多忠勝】
[1548〜1610]江戸初期の大名。伊勢の桑名城主。三河の人。通称、平八郎。徳川家康に仕え、武勇をもって知られた。徳川四天王の一人。
ほんだ‐としあき【本多利明】
[1743〜1821]江戸後期の経世家。越後の人。通称、三郎右衛門。江戸に出て、数学・天文学・蘭学などを学び、諸国を歴訪して見聞を広め、重商主義的立場から貿易振興による富国策を説いた。著「経世秘...