アイアンブリッジ‐きょうこく【アイアンブリッジ峡谷】
《Ironbridge》英国バーミンガムの西約50キロメートル、産業革命の発祥地コールブルックデールにある峡谷。この峡谷に、1779年に世界で初めて鉄の橋(アイアンブリッジ)が架けられた。橋は、...
アイピーエス‐さいぼう【iPS細胞】
《induced pluripotent stem cell》万能細胞の一種。幹細胞と同様に増殖して各種の細胞へと分化することが可能な細胞。平成18年(2006)、山中伸弥らがマウスの体細胞に初...
アイフォーン‐トゥエルブ【iPhone 12】
米国アップル社が開発したスマートホン。iPhone 11の後継として、小型モデルのiPhone 12 mini、上位モデルのiPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Maxとともに...
アイフォーントゥエルブ‐プロ【iPhone 12 Pro】
米国アップル社が開発したスマートホン。iPhone 11 Proの後継として、大画面モデルのiPhone 12 Pro Maxとともに、2020年10月に発表。同時に開発が進められたiPhone...
あおい‐よきお【青井鉞男】
[1872〜1937]野球選手。栃木の生まれ。一高の投手として活躍。日本初の国際野球で外国人チームを連破。初めて野球ルールを翻訳し、用具の改良にも努力した。
以来
1〔その後〕since (then); ever sinceあれ以来彼に会っていないI have not seen him since (then).彼女は出産以来ずっと健康がすぐれないShe ...
生まれる
I〔出生する〕be born私は1961年11月2日大阪で生まれたI was born in Osaka on November 2, 1961.私は貧乏な家に生まれたI was born po...
恐ろしさ
fear; terror恐ろしさのあまりfor [from/out of] fear/in horror/with fear [fright]がんの恐ろしさを初めて知ったI realized f...
おっかなびっくり
吊り橋をおっかなびっくり渡ったI was shaking all over as I crossed the suspension bridge.初めての面接試験はおっかなびっくりだったI wa...
音楽
music民族音楽folk [ethnic] music古典[中世/現代]音楽classical [medieval/contemporary] music彼は音楽を聞き分ける力がある[ない]H...
はじめて【初めて】
[意味] (これまでなかったことが)新しく起こるさまを表わす語。最初に。[英] for the first time[使い方]〔初めて〕(副)▽初めてお目にかかります▽初めての独り旅▽こんな大地...
あらた【新た】
[共通する意味] ★物事が初めて現れるさま。[使い方]〔新しい〕(形)▽新しい年を迎える▽この魚はまだ新しい〔真新しい〕(形)▽仕立ておろしの真新しい着物▽ぴかぴかの真新しい自動車〔最新〕▽この...
ざんしん【斬新】
[共通する意味] ★物事が初めて現れるさま。[使い方]〔新しい〕(形)▽新しい年を迎える▽この魚はまだ新しい〔真新しい〕(形)▽仕立ておろしの真新しい着物▽ぴかぴかの真新しい自動車〔最新〕▽この...
めあたらしい【目新しい】
[共通する意味] ★物事が初めて現れるさま。[使い方]〔新しい〕(形)▽新しい年を迎える▽この魚はまだ新しい〔真新しい〕(形)▽仕立ておろしの真新しい着物▽ぴかぴかの真新しい自動車〔最新〕▽この...
あたらしい【新しい】
[共通する意味] ★物事が初めて現れるさま。[使い方]〔新しい〕(形)▽新しい年を迎える▽この魚はまだ新しい〔真新しい〕(形)▽仕立ておろしの真新しい着物▽ぴかぴかの真新しい自動車〔最新〕▽この...
がくちりこう【学知利行】
人が踏み行うべき人倫の道を後天的に学んで理解し、その正しさを知り認めて、初めて実践すること。人が踏み行うべき人倫の道を認識し、実践していく三つの道程、すなわち、生まれつき先天的にそれをもっている完全な道徳的人間の「生知安行」、生まれつきにはもっていないが、後天的にそれを認識し学んで正しいと知り、初めて実践する「学知利行」、生まれつき聡明そうめいでなく、発憤して心を苦しめ、やっとのことでそれを認識し、一心に努力を重ねて実践する「困知勉行こんちべんこう」のうちの一つ。▽「学知」は人倫の道を先天的でなく学んで知ること。「利行」はよい、また役に立つと認めて実践すること。
きゅうかさんぷく【九夏三伏】
夏のこと。また、夏の最も暑いころをいう。▽「九夏」は九旬の夏の意で、夏の九十日間。夏いっぱいを指す。「三伏」は初伏(夏至げし後の三度目の庚かのえの日)、中伏(四度目の庚の日)、末伏(立秋後の初めての庚の日)のこと。夏の最も暑い時期をいう。
さんしこうこう【三思後行】
物事を行うとき、熟慮したのち、初めて実行すること。三たび思い考えた後に行う意から。もとは、あまりに慎重になり過ぎると断行できず、また、別の迷いを生ずるのを戒める言葉であったが、今では一般に軽はずみな行いを戒める語として用いられる。▽「思」は思い考える、熟慮する意。一般に「三みたび思おもいて後のちに行おこなう」と訓読を用いる。
しっぷうけいそう【疾風勁草】
苦境や厳しい試練にあるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。強い風の中に折れずにいる強い草の意、また、強い風が吹いて、初めて強い草であることが分かる意から。▽「疾風」は激しく速く吹く風。はやて。「勁草」は強い草。節操の堅い人のたとえ。「疾風しっぷうに勁草けいそうを知る」の略。
ぼんのうぼだい【煩悩菩提】
悟りの障害となる人間の迷いの煩悩も、そのまま悟りにつながるきっかけとなること。悟りも悟りの実現を妨げる煩悩も、永久不変の真如しんにょの現れであり、人間の本性であるから、本来別のものでなく、二つは一体であるということ。また、迷いがあって初めて悟りもあるという意。▽大乗仏教の言葉。「煩悩」は心身を悩ます欲情の心の働きの意。「菩提」は一切の迷いのない悟りに至る境地の意。「煩悩即そく菩提」の略。
あかさき‐いさむ【赤崎勇】
[1929〜2021]工学者。鹿児島の生まれ。青色発光ダイオードに必要な、窒化(ちっか)ガリウムの結晶化技術を世界で初めて開発した。平成23年(2011)文化勲章受章。平成26年(2014)、天...
ありしま‐いくま【有島生馬】
[1882〜1974]洋画家・小説家。神奈川の生まれ。本名、壬生馬(みぶま)。武郎(たけお)の弟。里見弴(さとみとん)の兄。欧州留学中に後期印象派の影響を受け、帰国して「白樺」の創刊に参加、セザ...
いちむら‐うざえもん【市村羽左衛門】
歌舞伎俳優。市村座の座元。俳優を兼ねたのは4世から。 (初世)[1605〜1652]本名、村山又三郎。和泉(いずみ)国堺の人。江戸に村山座を創設。 (3世)[1635〜1686]初めて市村宇...
イワン【Ivan】
(1世)[?〜1340]キプチャク‐ハン国支配時代のロシアのモスクワ公、ウラジーミル大公。在位1325〜1340。ハン国に取り入り、多くの新領土をモスクワ公国に加えた。 (3世)[1440〜...
ウェーラー【Friedrich Wöhler】
[1800〜1882]ドイツの化学者。尿素の合成に成功、無機物から有機物を人工的に合成できることを初めて示した。著「無機化学の基礎」「有機化学の基礎」など。
胃の構造とはたらき
胃は袋状の臓器で、長さは成人で約25㎝。からだの中心よりやや左よりの、左上腹部からへその間に位置しています。 胃の容積は、空腹時には50ml以下ですが、食後には1.5l、詰め込めば2lにもなります。口腔から肛門まで連なる消化管のなかで、もっとも大きな容積をもつ臓器が胃です。 胃は食道から送られてきた食べ物を消化しながら、小腸の受け入れを待ちます。そして、少しずつゆっくりと、粥状になった食べ物を小腸の最初の部分である十二指腸へ送り出します。このように、食べ物を一時的に蓄えること、胃液(塩酸とペプシン)によって、たんぱく質を分解することが胃の二大機能です。 食べ物が胃を通過するのに要する時間は、液体ならば数分以内、固形物では1~2時間程度です。しかし、脂肪を多く含む脂っこい食べ物は、3~4時間ほど胃にとどまります。 食道とつながる胃の入り口部分を「噴門」、胃の天井に当たる部分を「胃底」、胃の大部分を占める中央部を「胃体」、そして十二指腸とつながる胃の出口部分を「幽門」と呼びます。 幽門は括約筋という筋肉でできています。括約筋は輪状の筋肉で、胃の出口を閉じたり開いたりすることによって、胃の内容物の貯留・排出を調節しています。「括る」という文字にあるように、バルブのような役割をもつ筋肉といってもよいでしょう。 幽門は、食べ物が中性か弱酸性ならば開きますが、強い酸性の場合は、十二指腸の内壁が酸でただれないよう、反射的に閉じるようになっています。 胃液は、胃の内側を覆う粘膜の「胃腺」から分泌されます。胃腺には、①「塩酸」を分泌する「壁細胞」、②「ペプシノーゲン」「胃リパーゼ」を分泌する「主細胞」、③胃壁を守る「粘液」を分泌する「副細胞」の3つの細胞があります。胃底部や胃体部の胃腺からは塩酸やペプシノーゲンが多めに分泌され、噴門と幽門の胃腺からは粘液が多めに分泌されます。 塩酸、ペプシノーゲン、粘液が合わさって胃液となりますが、塩酸には食べ物を殺菌して、腐敗・発酵を防ぐはたらきがあります。 ペプシノーゲンは、たんぱく質を分解する強力な消化酵素「ペプシン」の前駆物質です。 ペプシノーゲンは、壁細胞が分泌する塩酸に活性化されて、ペプシンに変化して初めて機能します。副細胞が分泌する粘液は、塩酸で胃壁がただれないよう防御する役割を果たします。
花粉症の仕組みと人体への影響(スギ花粉皮膚炎)
免疫が花粉に対して過敏に反応し(アレルギー反応)、多彩な症状が現れるのが花粉症です。さまざまな植物の花粉で花粉症がおきますが、代表格は"スギ花粉"です。 スギ花粉症がわが国で初めて報告されたのは昭和30年代終盤。以来、毎春、スギ花粉に悩まされる人(とくに小児)が増加しているといわれます。その要因の一つとして、国産木材の利用低迷などにより伐採が進まず、花粉を多くつける樹齢30年以上のスギ林が増加―。スギ花粉飛散量が増えたことがあげられます。 花粉症は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をもつ人、あるいは家族に何らかのアレルギーがある人がなりやすいと考えられています。 また、今まで花粉症になったことがない人でも、大量の花粉にさらされると免疫が花粉に過敏に反応するようになり、花粉症を発症しやすくなります。 花粉症は、まず体内で以前侵入した花粉を"悪者"と記憶する「感作(かんさ)」という状態がつくられたところへ、新たに花粉が侵入してきた際に発症します。鼻の粘膜に花粉がつくと、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。目(結膜)の粘膜に花粉がつくと、目のかゆみや涙目、充血などの症状が現れます。大半はこのような目や鼻の症状を訴えるため、「花粉症は目や鼻の病気」と思われがちです。しかし近年、前述の症状以外に、咳や頭痛、全身倦怠感、発熱などを伴うことがあることが知られるようになり、現在、「花粉症は全身性疾患だ」と考えられています。 花粉症の多彩な症状のなかで、最近、とくに注目されているのが"スギ花粉皮膚炎"です。目の周りや頬、あるいは首の皮膚がカサカサして赤い斑点ができ、かゆみが現れます。多くの場合、ジュクジュクした湿疹にはならず、軽症のまま軽快します。また、春以外の季節には見られないことも特徴です。 スギ花粉皮膚炎は、皮膚に花粉が触れることによって発症します。本来、皮膚の一番外側にある角層が花粉などの異物を通さないバリアとして機能し、健康な皮膚が保たれていますが、乾燥などで角層のバリア機能が弱まってしまうと花粉が角層の奥へ侵入してアレルギー反応が出現、スギ花粉皮膚炎がおきる、と考えられています。 ①免疫を担う細胞の一つであるマクロファージが侵入してきたスギ花粉を食べ、「これは敵だ」という情報を、T細胞に伝える ②T細胞が、マクロファージから受け取った敵の情報をB細胞に伝えると、B細胞は「スギ特異的IgE抗体」をつくる ③抗体は粘膜などに存在する肥満細胞と合体する(これを感作という) ④再び侵入したスギ花粉が抗体と結合すると、肥満細胞から化学物質が出てアレルギー症状が出る