あいおいじし【相生獅子】
長唄。7世杵屋喜三郎作曲。作詞者未詳。本名題、風流相生獅子。享保19年(1734)江戸中村座初演。現存する石橋物(しゃっきょうもの)で最古のもの。
あい‐かまえて【相構へて】
[副] 1 よく注意して。十分に用心して。「彼の塔に行きて、—戸を開きて入りぬ」〈今昔・二・一九〉 2 (あとに禁止の語を伴って)必ず。決して。「—深く嘆き給ふべからず」〈曽我・一一〉
あいかわ【相川】
新潟県佐渡市の地名。江戸幕府直轄の金鉱町として栄えた。無名異焼(むみょういやき)の産地。
あい‐し【相仕/相衆】
1 一緒に仕事をする者。「九右衛門、—ら招き寄せ、小声になって」〈浄・博多小女郎〉 2 組になって客に呼ばれる芸者。特に、江戸新吉原で、二人一組で客の席に出る芸者が互いに相手のことをこう呼んだ。
あいたい‐じに【相対死に】
男女二人が申し合わせて自殺すること。江戸幕府の法制上の用語。情死。心中。
開く
⇒ひらく(開く)戸が開かないThe door will not open.開いた窓an open window店は10時に開くThe store opens at ten.幕は午後7時に開きます...
開け閉て
戸を開けたてするopen and close [shut] a door戸の開けたてに注意のことHandle the doors carefully.
開けっ放し
I〔開けたままなこと〕戸を開けっ放しにしておくleave a door open戸が開けっ放しになっていたThe door was ajar.II〔あけすけ〕開けっ放しの 〔発言などが〕outs...
開け放す
open (all the doors and windows) wide戸を開け放しておくleave [keep] the doors open
揚げ戸
a push-up door; a push-up [roll-up] shutter(▼push-upは押し上げ式の,roll-upは巻き上げ式のシャッター)揚げ戸を開ける[閉める]「push...
せき【籍】
[共通する意味] ★各人の氏名、生年月日、家族関係などを記載した公文書。[英] census registration[使い方]〔戸籍〕▽戸籍を移す▽戸籍謄本(=戸籍の記載をすべて転写した証明文...
こせき【戸籍】
[共通する意味] ★各人の氏名、生年月日、家族関係などを記載した公文書。[英] census registration[使い方]〔戸籍〕▽戸籍を移す▽戸籍謄本(=戸籍の記載をすべて転写した証明文...
じょうがい【場外】
[共通する意味] ★施設や建物の外。[英] outside the hall; the outside[使い方]〔場外〕▽入りきれないファンが場外にあふれた▽場外ホームラン〔野外〕▽野外での演劇...
こがい【戸外】
[共通する意味] ★施設や建物の外。[英] outside the hall; the outside[使い方]〔場外〕▽入りきれないファンが場外にあふれた▽場外ホームラン〔野外〕▽野外での演劇...
おくがい【屋外】
[共通する意味] ★施設や建物の外。[英] outside the hall; the outside[使い方]〔場外〕▽入りきれないファンが場外にあふれた▽場外ホームラン〔野外〕▽野外での演劇...
うんりゅうせいあ【雲竜井蛙】
地位や賢愚などの差が非常に大きいことのたとえ。雲翔かける竜と井戸のかえるの意から。▽「雲竜」は雲高く翔る竜の意から、高貴または高いことのたとえ。「井蛙」は井戸のかえるの意で、貧賤ひんせんまたは低いことのたとえ。「竜」は「りょう」とも読む。
おおばんぶるまい【大盤振舞】
盛大にごちそうしたり、気前よく物を与えたりすること。▽「大盤」は、高貴の人の家などで食べ物を入れた器を載せる台の意。もとは「椀飯振舞おうばんぶるまい」と書き、「椀飯」は椀わんに盛った飯をすすめる意。また、王朝時代には宮中で供せられる膳ぜん、江戸時代ごろには民家で正月に親戚しんせきなどを招いて、宴会を催すことをいった。「大盤」はこの「椀飯」の字から転じて、慣用化したものとされる。
かいとうかいいん【誨盗誨淫】
財物を納めた倉庫の戸締りを怠ったり、女性がなまめかしい格好をしてあでやかな化粧をしたりすることは、盗賊に盗みを教え、異性にみだらなことをせよと言っているようなものだということ。災いをまねかないように用心せよという戒め。
ききいっぱつ【危機一髪】
ひとつ間違えば、非常な危険に陥ろうとする瀬戸際。髪の毛一本ほどのわずかな違いで、危険や困難に陥るかどうかの、きわめて危ない瀬戸際をいう。▽「危機」は非常に危ない状態。「一髪」は一本の髪の毛。
ききゅうそんぼう【危急存亡】
危険が切迫して存続するか滅びるか、生き残れるか死ぬかの瀬戸際のこと。▽「危急」は危険が迫ること。「存亡」は存続するか滅びるか、また、生きるか死ぬかの意。一般に「危急存亡の秋とき」と用いることが多い。秋は万物が実る季節であることから、大切な時の意。この熟語は個人よりも組織や集団の重大な局面についていうことが多い。
あいざわ‐せいしさい【会沢正志斎】
[1782〜1863]江戸後期の思想家。水戸藩士。名は安(やすし)。藩主徳川斉昭(なりあき)を擁立し、藩政改革・尊王攘夷(そんのうじょうい)運動を推進、水戸学の発展に努めた。主著「新論」。
かつらがわ‐ほしゅう【桂川甫周】
[1751〜1809]江戸後期の蘭医。桂川家4代目。名は国瑞(くにあきら)。号、月池。杉田玄白らと「解体新書」を翻訳。編著「魯西亜志」「北槎聞略(ほくさぶんりゃく)」など。 [1826〜18...
かわたけ‐しんしち【河竹新七】
歌舞伎脚本作者。 (初世)[1746〜1795]幼名、竹三郎。俳号、能進。江戸で活躍し、浄瑠璃・世話物に長じた。作「垣衣恋写絵(しのぶぐさこいのうつしえ)」など。 (2世)河竹黙阿弥の前名。...
せがわ‐きくのじょう【瀬川菊之丞】
歌舞伎俳優。屋号、浜村屋。俳名、路考。 (初世)[1693〜1749]初め京坂、のち江戸でも活躍した女方の名人。初世芳沢あやめとともに女方芸の基礎を築いた。浜村屋路考。 (2世)[1741〜...
とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】
[1837〜1913]江戸幕府第15代将軍。在職1867〜1868。斉昭の七男。一橋家を相続。将軍継嗣問題では家茂に敗れ、安政の大獄では隠居謹慎を命じられた。桜田門外の変以後は家茂の後見職をつと...