いり‐ほが【入り穿】
[名・形動ナリ] 1 和歌・俳諧などで、あまり技巧を加えすぎて味わいをそこなうこと。「初めの五文字いま少し—なるべし」〈ささめごと〉 2 詮索しすぎて真実から外れること。うがちすぎ。「其の臆測の...
うた‐もの【歌物/唄物】
地歌・箏曲(そうきょく)の分類の一。楽器の技巧よりも歌唱に重点のある曲。
う‐もん【有文】
1 衣服・冠などに模様のあること。⇔無文。 2 和歌・連歌・俳諧で、技巧や趣向のおもしろさが目立つもの。⇔無文。「歌にも連歌にも—無文と云ふ事あるなり」〈九州問答〉 3 能楽で、見かけの効果的な...
うら‐ごえ【裏声】
1 自然な発声法では出せない高音部を、技巧的に発声する声。ファルセット。→地声2 2 新内・清元・小唄などで、三味線の高い調子よりも低めて歌う声。
うらみ【恨み/怨み/憾み】
1 他からの仕打ちを不満に思って憤り憎む気持ち。怨恨(えんこん)。「あいつには—がある」「—を晴らす」 2 (憾み)他と比べて不満に思われる点。もの足りなく感じること。「技巧に走りすぎた—がある...
間然
彼の技巧は間然するところがないHis technique is perfect [above criticism].
技巧
art;〔熟練による腕前〕skill;〔技法〕technique;〔職人の技能〕craftsmanship彼の新しい作品は技巧的に優れているHis latest work is technica...
比べ物
彼の絵はルノワールとは比べものにならないHis paintings cannot compare [be compared] with Renoir's./His paintings do no...
修辞
a figure of speech修辞的技巧rhetorical devices修辞学rhetoric修辞学にたけた人a rhetorician修辞疑問(文)〔文法で〕a rhetorical...
超絶
超絶した superlative; transcendent文学史上超絶した作品a masterpiece in the history of literatureリストの超絶技巧練習曲集Lis...
ぎじゅつ【技術】
[共通する意味] ★物事を行ったり扱ったりする方法や腕前。[英] technique[使い方]〔技術〕▽時計修理の技術を学ぶ▽運転技術〔技能〕▽技能を磨く▽技能賞〔技巧〕▽技巧をこらす▽技巧的〔...
ぎりょう【技量】
[共通する意味] ★物事を行ったり扱ったりする方法や腕前。[英] technique[使い方]〔技術〕▽時計修理の技術を学ぶ▽運転技術〔技能〕▽技能を磨く▽技能賞〔技巧〕▽技巧をこらす▽技巧的〔...
ぎこう【技巧】
[共通する意味] ★物事を行ったり扱ったりする方法や腕前。[英] technique[使い方]〔技術〕▽時計修理の技術を学ぶ▽運転技術〔技能〕▽技能を磨く▽技能賞〔技巧〕▽技巧をこらす▽技巧的〔...
ぎのう【技能】
[共通する意味] ★物事を行ったり扱ったりする方法や腕前。[英] technique[使い方]〔技術〕▽時計修理の技術を学ぶ▽運転技術〔技能〕▽技能を磨く▽技能賞〔技巧〕▽技巧をこらす▽技巧的〔...
テクニック
[共通する意味] ★物事を行ったり扱ったりする方法や腕前。[英] technique[使い方]〔技術〕▽時計修理の技術を学ぶ▽運転技術〔技能〕▽技能を磨く▽技能賞〔技巧〕▽技巧をこらす▽技巧的〔...
そしたいよう【麤枝大葉】
大ぶりな枝がまばらに伸びていて、葉が大きいこと。文章が、細かい技巧や規則に走らず、ゆったりとしていること。大まかで、風格があること。
ちょうちゅうてんこく【彫虫篆刻】
詩文を作るのに、虫を彫り、篆字を刻みつけるように、細部まで技巧で飾りたてること。また、そのような技巧に走った内容のない文章。転じて、取るに足らないつまらない小細工。
てれんてくだ【手練手管】
思うままに人を操りだます方法や技術のこと。あの手この手と、巧みに人をだます手段や方法。▽「手練」「手管」は、ともに人をだます手段や技術のこと。同義語を重ねて強調した言葉。もとは遊女が客をだます手段をいう語。
てんいむほう【天衣無縫】
物事に技巧などの形跡がなく自然なさま。天人・天女の衣には縫い目がまったくないことから、文章や詩歌がわざとらしくなく、自然に作られていて巧みなこと。また、人柄が飾り気がなく、純真で無邪気なさま、天真爛漫らんまんなことをいう。また、物事が完全無欠である形容にも用いられることがある。▽「天衣」は天人・天女の着物。「無縫」は着物に縫い目のないこと。「無縫天衣むほうてんい」ともいう。
どくぐしょうしん【独具匠心】
詩文や音楽などの芸術に対する、独創的なアイデアや技巧を備えていること。
あくたがわ‐りゅうのすけ【芥川竜之介】
[1892〜1927]小説家。東京の生まれ。第三次・第四次「新思潮」同人。大正5年(1916)「鼻」で夏目漱石に認められて作家として登場。新技巧派の代表作家とされる。昭和2年(1927)自殺。命...
うめわか‐みのる【梅若実】
能楽師。シテ方観世流。 (初世)[1828〜1909]江戸の人。明治維新で衰えた能を再興した。明治三名人の一人。 (2世)[1878〜1959]初世の二男。東京の生まれ。梅若流樹立の中心人物...
オイストラフ【David Fyodorovich Oystrakh】
[1908〜1974]ソ連のバイオリニスト。技巧の完全さと感情表現の新しさで、世界的に有名となった。
サラサーテ【Pablo de Sarasate】
[1844〜1908]スペインのバイオリン奏者・作曲家。スペイン民族音楽を素材にした曲と、技巧的な演奏で名高い。作品に「チゴイネルワイゼン」など。
ちかまつ‐はんじ【近松半二】
[1725〜1783]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。儒学者穂積以貫(ほづみこれつら)の子。2世竹田出雲の門人。その作の多くは合作であったが、舞台技巧にすぐれていた。代表作「奥州安達原」「本朝廿...