あ・し【悪し】
[形シク](「よし」に対して)物事のありさまがよくない。また、不快な感じをもつさま。 1 本性・本質・気分・状態などについていう。 ㋐快くない。「このもとの女—・しと思へるけしきもなくて」〈伊勢...
イェスペルセン【Jens Otto Harry Jespersen】
[1860〜1943]デンマークの言語学者・英語学者。音声学・英文法などに業績がある。1928年、国際補助語ノビアル(Novial)を考案した。著「近代英文法」「文法の原理」「言語、その本質・発...
いそのかみささめごと【石上私淑言】
江戸中期の歌論書。3巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。宝暦13年(1763)成立。歌の本質や起源などを問答体で記す。
インサイト【insight】
1 物事の本質を見抜くこと。洞察。明察。 2 (InSight)《Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and H...
うがち‐すぎ【穿ち過ぎ】
物事の本質や人情の機微をとらえようと執着するあまり、逆に真実からかけ離れてしまうこと。
解明
〔解くこと〕solution解明する 〔明らかにする〕clarify,《文》 elucidate;〔解き明かす〕solve宇宙の本質を解明するelucidate the nature of th...
かいめいする【解明する】
〔明らかにする〕clarify,《文》 elucidate;〔解き明かす〕solve宇宙の本質を解明するelucidate the nature of the universe動機を解明するc...
価値
value; worth; merit(▼金銭に換算できる価値としてはvalueもworthも用いるが,valueは主として有用性・重要性などに関する価値,worthは精神的・道徳的など本質的な...
元来
〔もともと〕originally;〔本質的に〕essentially;〔生まれつき〕by natureお茶は元来中国から来たTea originally came from China.「美」と...
現象
I〔現れた形・姿〕a phenomenon ((複 -mena));〔出来事〕a happening;〔局面〕a phase自然[社会]現象a natural [social] phenomen...
ほんしつ【本質】
[共通する意味] ★事物に備わる本来の性質。[英] essence[使い方]〔本質〕▽事の本質を見極める▽本質に触れた議論▽本質的な問題〔本体〕▽人間の本体はわかりにくい▽近代政治の本体を探る〔...
じったい【実体】
[共通する意味] ★事物に備わる本来の性質。[英] essence[使い方]〔本質〕▽事の本質を見極める▽本質に触れた議論▽本質的な問題〔本体〕▽人間の本体はわかりにくい▽近代政治の本体を探る〔...
ほんたい【本体】
[共通する意味] ★事物に備わる本来の性質。[英] essence[使い方]〔本質〕▽事の本質を見極める▽本質に触れた議論▽本質的な問題〔本体〕▽人間の本体はわかりにくい▽近代政治の本体を探る〔...
さとり【悟り】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
ていかん【諦観】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
いちようちしゅう【一葉知秋】
わずかな前兆や現象から、事の大勢や本質、また、物事の衰亡を察知すること。一枚の葉が落ちたのを見て、秋が来たことに気づく意から。▽「一葉」は一枚の葉、一枚の葉が落ちること。「知秋」は秋の来たのに気づく意。一般に「一葉いちよう秋あきを知しる」と訓読を用いる。
かくちにっしん【格致日新】
物事の道理や本質を追い求めて知識を深め、日々向上していくこと。▽「格致」は「格物致知」の略()。「日新」は日ごとに新しくなる、日ごとに向上する意。
かくぶつちち【格物致知】
物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。『大学』から出た語で、大きく分けて二説ある。宋そうの朱熹しゅきは出典を「知を致いたすは物に格いたるに在り」と読んで、自己の知識を最大に広めるには、それぞれの客観的な事物に即してその道理を極めることが先決であると解釈する。一方、明みんの王守仁おうしゅじん(王陽明)は「知を致すは物を格ただすに在り」と読んで、生まれつき備わっている良知を明らかにして、天理を悟ることが、すなわち自己の意思が発現した日常の万事の善悪を正すことであると解釈している。他にも諸説ある。▽「致知格物ちちかくぶつ」ともいう。
がんぶつそうし【玩物喪志】
無用なものを過度に愛玩して、本来の志を見失ってしまう意で、枝葉末節なことにこだわり、真に学ぶべきことや学問の本質を見失うこと。また、自分の好みで、珍しいものなどを過度に愛好して正しい心を失うこと。▽「玩」はもてあそぶ、むさぼる意。「喪」は失う意。「物ものを玩もてあそべば志こころざしを喪うしなう」と訓読する。
しきそくぜくう【色即是空】
現世に存在するあらゆる事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということ。▽仏教語。「色」はこの世のすべての事物や現象。「空」は固定的な実体がなく空無であること。
ギュイヨー【Jean Marie Guyau】
[1854〜1888]フランスの哲学者・詩人。スペンサーらの進化論哲学と生の哲学とを結合する立場から生の本質と発展をとらえようとした。著「義務も制裁もない道徳」「社会学的見地からみた芸術」など。
こにし‐しげなお【小西重直】
[1875〜1948]教育学者。山形の生まれ。労作教育論を唱える。七高校長・京大総長を歴任するが、滝川事件で辞任。著作に「教育の本質観」「労作教育」など。
シェリング【Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling】
[1775〜1854]ドイツの哲学者。神秘的直観を重視し、合理主義哲学の限界を批判、絶対者において自然と自我とが合一すると説く同一哲学を主唱。著「先験的観念論の体系」「人間的自由の本質」。
シュミット【Carl Schmitt】
[1888〜1985]ドイツの政治学者・公法学者。全体主義的国家論を提唱し、ナチスに理論的基礎を与えた。政治的なものの本質が友と敵との対立にあるとする、友敵理論でも知られる。著「政治的なものの概...
シュライエルマッハー【Friedrich Ernst Daniel Schleiermacher】
[1768〜1834]ドイツの神学者・哲学者。19世紀におけるプロテスタント神学の第一人者とされる。宗教を哲学と道徳から区別して宇宙の直観と感情の領域とみなし、その本質は無限者に対する絶対依存の...