あかばね【赤羽】
東京都北区の地名。西部の台地は大住宅団地。荒川本流と隅田川とを分ける岩淵(いわぶち)水門がある。
あがたい‐は【県居派】
江戸後期、賀茂真淵(かものまぶち)を中心とする和歌の流派。「県居」は賀茂真淵の号。歌風はおおむね万葉調。
浅瀬(あさせ)に仇波(あだなみ)
《古今集・恋四の「底ひなき淵やは騒ぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」から》思慮の浅い者ほど大騒ぎをすることのたとえ。
あすか‐がわ【飛鳥川】
奈良県中部を流れる川。高取山に源を発し、畝傍(うねび)山と天香具山の間を流れ、大和川に注ぐ。昔は流れの変化が激しかったので、定めなき世のたとえとされた。また、同音の「明日」の掛け詞や枕詞として...
明日(あす)の淵瀬(ふちせ)
⇒明日は淵瀬
深淵
an abyss悲しみの深淵に沈むsink into the abyss [depths] of sorrow深淵に臨むexpose oneself to great danger
abysmal
[形]1 ((略式))救いようのない(ほどひどい),最低[最悪]の2 ((文学))深淵しんえんの(ような);底知れない(ほど深い),測り知れない(ほど大きい)abysmalの派生語abysmally副
abyss
[名]〔通例an [the] ~〕((形式))1 (地面などの)深い穴[裂け目],谷底,深海1a 地獄,地の底;(天地創造以前の)カオス2 計り知れない深み,淵ふち,どん底;危機,奈落ならくan...
deep
deepの主な意味形1 〈物が〉(垂直方向に)深い2 〈時間・季節が〉深まった3 〈声・感情が〉深い所からの4 〈困難・没頭などが〉深くはまりこんだ5 〈理解・影響が〉深く達する6 〈内容が〉深...
flatwater
[名]((米))(淵・池など水の動きが遅い)静水域(⇔rapids)
ふち【淵】
[共通する意味] ★川の流れが滞って、深く水をたたえている所。[英] a deep water[使い分け]【1】一般には、「淵」を使う。【2】「深淵」は、文章語。【3】二語とも、浮かび上がること...
しんえん【深淵】
[共通する意味] ★川の流れが滞って、深く水をたたえている所。[英] a deep water[使い分け]【1】一般には、「淵」を使う。【2】「深淵」は、文章語。【3】二語とも、浮かび上がること...
あさせ【浅瀬】
[共通する意味] ★川や海などの水の浅い所。[英] a ford[使い方]〔浅瀬〕▽海の浅瀬で泳ぐ▽浅瀬を渡る〔川瀬〕▽川瀬を歩いて渡る〔瀬〕▽川の瀬を渡る[使い分け] 「瀬」は、川の、歩いて渡...
せ【瀬】
[共通する意味] ★川や海などの水の浅い所。[英] a ford[使い方]〔浅瀬〕▽海の浅瀬で泳ぐ▽浅瀬を渡る〔川瀬〕▽川瀬を歩いて渡る〔瀬〕▽川の瀬を渡る[使い分け] 「瀬」は、川の、歩いて渡...
かわせ【川瀬】
[共通する意味] ★川や海などの水の浅い所。[英] a ford[使い方]〔浅瀬〕▽海の浅瀬で泳ぐ▽浅瀬を渡る〔川瀬〕▽川瀬を歩いて渡る〔瀬〕▽川の瀬を渡る[使い分け] 「瀬」は、川の、歩いて渡...
えんぴぎょやく【鳶飛魚躍】
万物が自然の本性に従って、自由に楽しんでいることのたとえ。また、そのような天の理の作用のこと。また、君主の恩徳が広く及び、人々がその能力などによって、それぞれ所を得ているたとえ。鳶とびが空に飛び魚が淵ふちにおどる意から。▽「鳶とび飛とび魚うお躍おどる」と訓読する。
こっきふくれい【克己復礼】
私情や私欲に打ち勝って、社会の規範や礼儀にかなった行いをすること。▽「克」は勝つ意。また、抑える、約す意。「克己」は自分の欲望や私情に勝つこと。また、わが身を慎むこと。「復」は返る意。「復礼」は礼の道に立ち返る、従うこと。「己おのれに克かちて礼れいに復ふくす」と訓読する。もと、孔子が重んじた「仁」について、弟子の顔淵がんえんに答えた語。
たんしひょういん【箪食瓢飲】
わずかな食料で、貧苦に甘んじて学問に励むこと。また、粗末な食事のたとえ。▽「箪食」はわりご一杯の飯。「瓢飲」はひさご一杯の汁。もと孔子が顔淵がんえんの貧しい生活に甘んじて、学問に励むのを褒めた言葉。
とうせんききょ【陶潜帰去】
陶潜は世俗の煩わしさを嫌い、官を辞して故郷に帰った。このとき名文の「帰去来辞ききょらいのじ」を作ったという故事を四字句にしたもの。▽「陶潜」は東晋とうしんの詩人。字あざなは淵明えんめい。自然を愛し、叙景詩にすぐれたので田園詩人と呼ばれた。『蒙求もうぎゅう』の一句。
あらきだ‐ひさおゆ【荒木田久老】
[1747〜1804]江戸後期の国学者・歌人。伊勢内宮の神官。号、五十槻園(いつきぞの)。賀茂真淵(かものまぶち)に学び、のち、同門の本居宣長と対立。著「万葉考槻の落葉」「日本紀歌解」など。
がん‐かい【顔回】
[前522ころ〜前490ころ]中国、春秋時代の魯(ろ)の人。字(あざな)は子淵(しえん)。孔門にあって、学才・徳行ともに第一位とされ、最も孔子に愛されたが、師に先立って死去。顔淵(がんえん)。→...
とう‐えんめい【陶淵明】
[365〜427]中国、六朝時代の東晋の詩人。江西の人。名は潜。淵明は字(あざな)。一説に名は淵明、字は元亮(げんりょう)。官職に就いたが、束縛を嫌い、彭沢(ほうたく)県の県令を最後に「帰去来辞...
り‐せいみん【李世民】
[598〜649]中国、唐の第2代皇帝。在位626〜649。廟号(びょうごう)は太宗。高祖李淵の次男。隋末、李淵の建国を助け、626年、李淵が帝位につくと玄武門の変によって兄弟を殺し、父の譲位を...
わたなべ‐きえこ【渡辺喜恵子】
[1914〜1997]小説家。秋田の生まれ。本姓、木下。郷土に根ざした作風の歴史小説などを執筆。南部藩の御用商人の家族を描いた大河小説「馬淵川」で直木賞受賞。他に「啄木の妻」「原生花園」など。