あく‐ふう【悪風】
1 悪い風俗や習慣。「—に染まる」⇔美風。 2 害をもたらす風。暴風。
あぐらなべ【安愚楽鍋】
仮名垣魯文(かながきろぶん)の滑稽(こっけい)小説。明治4〜5年(1871〜1872)刊。牛鍋店に出入りする客を描き、文明開化期の風俗を風刺したもの。
あずま‐あそび【東遊び】
古く東国地方で、風俗歌に合わせて行われた民俗舞踊。平安時代から、宮廷・貴族・神社の間で神事舞の一つとして演じられた。歌方(うたいかた)は笏拍子(しゃくびょうし)を持ち、笛・篳篥(ひちりき)・和琴...
あと‐あがり【後上がり/跡上がり】
「後ろ上がり2」に同じ。⇔後下がり。「風俗律義に、あたまつき—に」〈浮・永代蔵・一〉
あぶら‐や【油屋】
1 油を作ったり売ったりする人。また、その店。 2 《近世、油売りの風俗から》子供用の、胸当てのある前掛け。あぶらやさん。
浮き世
〔はかない世〕this transitory world, this fleeting life;〔現世〕this lifeそれが浮き世の習いというものだThat is the way of t...
うきよえ【浮世絵】
an ukiyoe (print);a woodblock print (depicting the ways of the world)説明Ukiyoe is a style of paint...
営業
business; trade;〔業務の運営〕operation(s)営業する 〔事業を行う〕do business;〔営業している〕be open個人営業の店a store under pri...
えいぎょうする【営業する】
〔事業を行う〕do business;〔営業している〕be open個人営業の店a store under private management風俗営業the entertainment an...
順応
環境に順応する「adapt oneself [adjust] to circumstances社会の風俗習慣に順応するconform to social manners and customs彼...
ふうぞく【風俗】
[共通する意味] ★ある地域などにおける生活上のしきたりやならわし。[使い方]〔風俗〕▽明治維新のころの風俗を描く▽時代とともに風俗も変わった▽風俗画〔習俗〕▽古い習俗が残っている村▽江戸時代の...
びふう【美風】
[共通する意味] ★良いならわし。[英] a laudable custom[使い方]〔良俗〕▽公序良俗に反する▽彼の行為は良俗に背くものだ〔美俗〕▽切腹は武家社会では美俗とされていた▽良風美俗...
りょうぞく【良俗】
[共通する意味] ★良いならわし。[英] a laudable custom[使い方]〔良俗〕▽公序良俗に反する▽彼の行為は良俗に背くものだ〔美俗〕▽切腹は武家社会では美俗とされていた▽良風美俗...
びぞく【美俗】
[共通する意味] ★良いならわし。[英] a laudable custom[使い方]〔良俗〕▽公序良俗に反する▽彼の行為は良俗に背くものだ〔美俗〕▽切腹は武家社会では美俗とされていた▽良風美俗...
りょうふう【良風】
[共通する意味] ★良いならわし。[英] a laudable custom[使い方]〔良俗〕▽公序良俗に反する▽彼の行為は良俗に背くものだ〔美俗〕▽切腹は武家社会では美俗とされていた▽良風美俗...
いふうえきぞく【移風易俗】
風俗や習慣をよいほうへ導き変えること。また、風俗や習慣を改めること。▽「風俗移易(風俗を移易いえきす)」を一字ずつ分けたもの。「易」はかえる、入れかえる意。「風ふうを移うつし俗ぞくを易かう」と訓読する。
いふうざんこう【遺風残香】
昔の立派な人物や、すぐれた風俗のなごり。▽「遺風」は後世にのこる先人の教え。また、昔から伝わる風習や習慣。「残香」はうつりが・のこりが。
おんぶんじが【温文爾雅】
心がおだやかで礼儀にかない、文章、言語、風俗などのかどがとれて美しいこと。
こうじょりょうぞく【公序良俗】
公の秩序と善良な風俗。社会的な妥当性が認められる道徳観。すべての法の基本理念で、法解釈やその適用のときの基準の一つ。▽「公序」は人々が守るべき社会の秩序。
しょうふうはいぞく【傷風敗俗】
よい風俗を乱して、社会を害すること。▽「傷」は傷つけ損なう。「敗」はやぶり損なう。「風」「俗」は風俗・風紀の意。「風ふうを傷やぶり俗ぞくを敗やぶる」と訓読する。
あおき‐まさる【青木正児】
[1887〜1964]中国文学者。山口の生まれ。東北大・京大などで中国文学を講じ、中国の文学・戯曲・書画・飲食・風俗などに関する論考を残す。著書に「支那文学思想史」「支那近世戯曲史」「中華名物考...
いちかわ‐こん【市川崑】
[1915〜2008]映画監督。三重の生まれ。本名、儀一。初期は都会的な風俗喜劇で人気を集めたが、その後次々と文芸作品や記録映画を手がける。代表作は三島由紀夫の「金閣寺」を映画化した「炎上」、幸...
いとう‐しんすい【伊東深水】
[1898〜1972]日本画家。東京の生まれ。本名、一(はじめ)。鏑木清方(かぶらぎきよかた)に師事し、浮世絵の伝統を受け継いだ風俗画、特に美人画で知られる。大正期には挿絵・口絵を描き、また新版...
イドリーシー【al-Idrīsī】
[1100〜1165]アラビアの地理学者。シチリアのロジェール2世に仕え、銀盤製の世界地図を作った。その地図解説書は「ロジェールの書」とよばれ、各地の物産・行政・風俗にも言及。アル=イドリーシー。
おぎの‐ぎんこ【荻野吟子】
[1851〜1913]医師・婦人運動家。武蔵の生まれ。明治18年(1885)医術開業試験に合格、近代日本の最初の女性医師となる。日本キリスト教婦人矯風(きょうふう)会風俗部長、大日本婦人衛生会幹...