あとかた‐な・い【跡形無い】
[形][文]あとかたな・し[ク] 1 以前そこにあった事物がすっかりなくなっているさま。跡形もない。「—・く焼失した」 2 わけがわからない。また、根拠がない。「あはれ、これ程—・き事を仰せ候御...
や・ける【焼ける】
[動カ下一][文]や・く[カ下二] 1 火がついて燃える。燃えてあとかたもなくなる。「古タイヤの—・けるにおい」「家が—・ける」 2 火が通って食べられるようになる。「サンマが—・ける」「餅が—...
こん‐せき【痕跡】
過去にある事物があったことを示す、あとかた。形跡。「—をとどめない」
けそり
[副] 1 物音や人気(ひとけ)がなく静かなさま。ひっそり。「宅(うち)は水のひいた様に—として来た」〈秋声・新世帯〉 2 あとかたもなく消えてしまうさま。すっかり。「病気も—と忘れる」〈長塚・土〉
こん【痕】
[常用漢字] [音]コン(漢) [訓]あと 1 傷のあと。「傷痕・刀痕・痘痕(とうこん)・瘢痕(はんこん)」 2 消えないで残ったあとかた。「痕跡/血痕・墨痕・涙痕」 [難読]痘痕(あばた)・痘...
うんさん‐むしょう【雲散霧消】
[名](スル)雲や霧が消えるときのように、あとかたもなく消えうせること。雲消霧散。「長年の計画があっけなく—する」
せい‐せき【聖跡/聖蹟】
《古くは「せいぜき」とも》 1 天子が行幸した地や帝都の旧跡。 2 聖人の事跡。また、その遺跡。しょうせき。「—巡礼」 3 すぐれた筆跡。「いかなる—重宝なりとも、あとかたなく消えうせんには、な...
あと‐ぼう【後棒】
駕籠(かご)や輿(こし)の担ぎ棒の後ろのほうを担ぐ者。後肩(あとかた)。⇔先棒(さきぼう)。
しじん‐かいめつ【澌尽灰滅】
あとかたもなく滅び尽きること。
せき【跡】
[常用漢字] [音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと 〈セキ〉 1 足あと。「人跡・足跡・追跡」 2 物事の行われたあとかた。「遺跡・奇跡・軌跡・旧跡・行跡・形跡・痕跡(こんせき)・史跡・...