にちがつとうみょう‐ぶつ【日月灯明仏】
過去世において法華経を説いた仏。同名の2万の仏が続いて出て説いたといい、最後の仏の子八人のうちの一人が燃灯仏(ねんとうぶつ)であるとする。
にしのうち‐がみ【西の内紙】
質はやや粗いが、非常にじょうぶな、生漉(きず)きの楮(こうぞ)紙。もと茨城県常陸大宮市西野内で産し、明治時代、選挙の投票用紙や印鑑証明用紙に指定され、全国的に有名になった。
にゅう‐ふ【入府】
[名](スル)《「にゅうぶ」とも》 1 府内にはいること。都にはいること。 2 「入部2」に同じ。「殿様の御—」〈伎・鳴門白浪〉
にく‐しょう【肉障】
唐の楊国忠(ようこくちゅう)が多くの美女を周囲に並べて、寒さ防ぎの屏風(びょうぶ)がわりにした故事。肉屏風。肉陣。
にこ‐げ【和毛/毳】
鳥獣の柔らかい毛。また、人の柔らかい毛。うぶげ。
なんじょう【南条】
姓氏の一。 [補説]「南条」姓の人物南条範夫(なんじょうのりお)南条文雄(なんじょうぶんゆう)
とり‐だすき【鳥襷】
綾(あや)や浮き織物の織り文様の一。花菱(はなびし)を中心に、図案化された尾長鳥が2羽ずつ相対し、輪違いに連なっている文様。指貫(さしぬき)や屏風(びょうぶ)の裏などに用いられる。
ない‐みょうぶ【内命婦】
律令制で、五位以上の位階を持つ女官の称。特定の職掌はないが、儀式などに参加した。ひめもうちぎみ。→外命婦(げみょうぶ)
な‐づき【名付き/名簿】
自分の官位・氏名などを書いた札。入門・服従のしるしとして、また、貴人に会うときなどに差し出した。みょうぶ。「人のそこら奉る—をとどめさせ給ひて」〈宇津保・藤原の君〉
ななひこ‐の‐かゆ【七彦の粥】
産後お七夜の産養(うぶやしな)いの祝いにつくる粥。ながひこのかゆ。