ニヒリズム【nihilism】
虚無主義。 1 すべての事象の根底に虚無を見いだし、何物も真に存在せず、また認識もできないとする立場。 2 既存の価値体系や権威をすべて否定する思想や態度。ツルゲーネフ・ニーチェ・カミュなどに代...
ブルータスよお前(まえ)もか
《(ラテン)Et tu, Brute!》カエサル(シーザー)が暗殺されるとき、相手の中に信頼していたブルートゥスを見いだして発したとされる言葉。信頼していた者に裏切られたときに用いられる。
フリードマン‐ひりつ【フリードマン比率】
《Friedman ratio》国民総生産(GNP)ないし国内総生産(GDP)に占める政府支出の割合のこと。米国のミルトン=フリードマンはこの比率が高まると実質経済成長率が低下してくるという負の...
み‐ぐし【御髪】
1 頭髪の敬称。おぐし。 2 (「御首」「御頭」と当てて書く)首や頭の敬称。「—もたげて、見いだし給へり」〈源・夕顔〉
どざえもん【土左衛門】
《ふくれあがった水死体を、享保(1716〜1736)ころの江戸の力士成瀬川(なるせがわ)土左衛門の色白の肥満体に見立てて言いだしたものという》おぼれて死んだ人のからだ。水死体。
ユナニミスム【(フランス)unanimisme】
20世紀初頭、フランスに興った文学の一傾向。人間集団の中に個人を超えた魂を見いだし、その一体的生命感を表現しようとするもの。提唱者のジュール=ロマンのほか、デュアメル・ビルドラックなどに代表され...
モンド‐ミュージック
《(和)mondo(イタリア)+music》ムード音楽・イージーリスニングミュージックなど、従来軽視されてきた匿名性の高い音楽の中に、マニアが珍奇さ・エキゾチシズムといった要素を見いだし、ジャン...
みなぐれない‐の‐おうぎ【皆紅の扇】
地紙全体が紅色の扇。「—の日いだしたるを」〈平家・一一〉
とと‐や【魚屋】
高麗(こうらい)茶碗の一。赤土の上に青茶色の釉(うわぐすり)をかけたもの。名の由来は、堺の商人「ととや」が所持していたからとも、千利休が魚屋の店先で見いだしたからともいう。斗々屋。
天(てん)の濃漿(こんず)
天から授かった美味な飲み物。甘露。ふつう、酒のことをいう。天のこんずい。「—とも言ふべきほどの酒をいだし」〈黄・栄花夢〉