おく‐えし【奥絵師】
江戸幕府の御用絵師のうち、最も格式の高い職位。狩野(かのう)派の鍛冶橋・木挽(こびき)町・中橋・浜町の四家。世襲された。
おく‐えり【奥襟】
和服の背中側のえり。柔道着についてもいう。
おく‐か【奥処】
《「おくが」とも》 1 奥深い所。果て。「常知らぬ国の—を」〈万・八八六〉 2 時間的にへだたった所。将来。「家にてもたゆたふ命波の上に思ひし居れば—知らずも」〈万・三八九六〉
おく‐か【屋下】
屋根の下。おっか。
おく‐がた【奥方】
1 貴人の妻の敬称。他人の妻を敬っていうのにも用いられる。夫人。 2 《「おくかた」とも》奥の間(ま)のほう。「今日は—へ召され、姫君様よりお料理を下さるると承る」〈浄・反魂香〉 奥州方面...
屋下(おくか)に屋(おく)を架(か)す
《「顔氏家訓」序致から》屋根の下にさらに屋根を作る。むだなことをするたとえ。屋上屋を架す。
おく‐がい【屋外】
建物の外。家屋の外。戸外。「—に出る」⇔屋内。
おくがい‐こうこくぶつ【屋外広告物】
屋外に掲出・設置される広告物。その表示の場所・方法については屋外広告物法や都道府県の条例などで規制される。
おくがい‐ビジョン【屋外ビジョン】
⇒街頭ビジョン
おく‐がき【奥書】
1 著作や写本などの巻末の、著者名・書写年月日・来歴などについての書き入れ。識語(しきご)。 2 官公署で、書類に記載された事項が真正であることを証明するために末尾に書く文。 3 芸能で、奥義伝...