かくれ‐づま【隠れ夫】
人に知られないようにもつ夫。みそかお。「をとめごがあはせ衣の—薄き契りに恨みわびつつ」〈夫木・三五〉
かくれ‐づま【隠れ妻】
人に知られないようにもつ妻。かくしづま。「色に出でて恋ひば人みて知りぬべみ心の内の—はも」〈古今六帖・五〉
隠(かく)れての信(しん)は顕(あらわ)れての徳(とく)
心の中に秘めた信仰にも、利益(りやく)が必ずあらわれてくる。また、人に知られない善行にも、必ずよい報いがある。隠れたる信あらば顕れたる験(しるし)。
かくれ‐とうにょうびょう【隠れ糖尿病】
⇒食後高血糖
かくれ‐どころ【隠れ所】
1 隠れひそむ所。かくれが。「—の山といへども、さながら花の都なれば」〈謡・西行桜〉 2 陰部。かくしどころ。「水をうけて—をなん洗ひ給ふ事」〈撰集抄・三〉
かくれ‐な・い【隠れ無い】
[形][文]かくれな・し[ク] 1 隠しようがなく表れている。それとはっきり分かっている。「真(しん)から飛んだ事を云ってしまったとの後悔が、—・く顔にあらわれる」〈左千夫・隣の嫁〉 2 残らず...
かくれ‐ぬ【隠れ沼】
《隠(こも)り沼(ぬ)を誤読して出来た語か》草などに覆われてよく見えない沼。こもりぬ。「人づてにしらせてしがな—のみごもりにのみ恋ひやわたらむ」〈新古今・恋一〉
かくれ‐ねんぶつ【隠れ念仏】
禁令に反して秘かに浄土真宗(一向宗)の信仰を守った信者。また、その集団。薩摩藩では慶長2年(1597)から明治9年(1876)まで続き、信者は厳しく弾圧されたという。禁教の理由として、一向一揆に...
かくれ‐ば【隠れ場】
隠れる場所。隠れ場所。
かくれ‐ひまん【隠れ肥満】
体重は正常だが、体脂肪率が、男性で25パーセント以上、女性で30パーセント以上である状態。運動不足と食事の偏りが原因とされる。