かた‐わ【片端/片輪】
[名・形動]《「片」は不完全の意》 1 からだの一部に障害があること。 2 考え方などにつりあいがとれていないこと。また、そのさま。 3 不完全なこと。未熟なさま。また、欠点。「此の大臣は色めき...
かた‐わ【片輪】
二つある車輪の片方。
かた‐わき【片脇】
1 片方のわきの下から胸の側面にかけての辺り。「—に抱える」 2 かたわら。わき。「—に寄せる」 3 中心から離れた所。田舎。場末。「—には今に天人唐草目にしむ」〈浮・胸算用・三〉
かた‐わく【型枠】
所定の形にコンクリートを打ち込むのに用いる、木材や金属で組んだ仮設の枠。
かた‐わ・く【方分く】
[動カ四] 1 歌合わせ・競(くら)べ馬などで、人数を左右に分ける。双方に分ける。「上達部、御子達、—・きて競べ給ふ」〈宇津保・祭の使〉 2 別々にする。異にする。「かく御心少しづつは—・かせ...
かたわ‐ぐるま【片輪車】
1 車輪が一つだけの手押し車。一輪車。 2 車輪の片方がない車。 3 車輪が川の水に洗われるさまを描いた文様。
かた‐わら【傍ら/旁/側】
[名] 1 そば。すぐ近く。「—のいすに腰かける」 2 (「…のかたわら」の形で)端に寄った所。「道の—にたたずむ」 3 (接続助詞的に用いて)主となることをする一方。合間に。「学校に通う—家...
かたはら‐いた・い【片腹痛い】
[形][文]かたはらいた・し[ク]《「傍(かたわ)ら痛し」の歴史的仮名遣い「かたはら」を「片腹」と解したところから生まれた語》他人が実力以上のことを行っているのが、こっけいで苦々しく感じるさま。...
かたわら‐いた・し【傍ら痛し】
[形ク] 1 第三者の立場から見ていて、心が痛む。はらはらする。気の毒だ。「この頃の御気色(けしき)を見奉る上人(うへびと)、女房などは、—・しと聞きけり」〈源・桐壺〉 2 第三者の立場から見て...
かたわら‐くる・し【傍ら苦し】
[形シク]《「かたわらぐるし」とも》そばで見ていて心苦しい。気の毒だ。「いみじと思ふとも、—・しき折々もやまじり給はむと」〈苔の衣・二〉