かまいし‐わん【釜石湾】
岩手県南東部にあるリアス式の湾。南は尾崎半島、北は馬田(また)岬に囲まれ、湾奥に釜石市がある。三陸復興国立公園の一部。
かま‐いたち【鎌鼬】
突然皮膚が裂けて、鋭利な鎌で切ったような傷ができる現象。特に雪国地方でみられ、越後の七不思議の一つとされる。空気中に真空の部分ができたときに、それに触れて起こるといわれる。昔は、イタチのしわざと...
かまい‐つ・ける【構い付ける】
[動カ下一]相手にする。とりあう。「一体何でお前はあんな男を—・ける必要があるんか」〈有島・或る女〉
かまい‐て【構い手】
世話を焼いてくれる人。また、相手になってくれる人。
かまい‐て【構いて】
[副]《「かまえて」の音変化》きっと。必ず。決して。「いま死ぬかよなどとは、——おぼしめすな」〈倉田・出家とその弟子〉
かま‐いと【釜糸】
釜の中の繭から繰り取ったままで、縒(よ)りをかけていない糸。絓糸(すがいと)を精練した糸。日本刺繍(にほんししゅう)に用いる。平糸。
かま‐いり【釜煎り/釜熬り】
戦国時代、罪人を湯または油の煮えたぎった釜の中に入れて殺した極刑。かまゆで。
かまいり‐ちゃ【釜煎り茶】
製茶法の一。チャの生葉を釜で煎って酵素を破壊し、もんで加熱・乾燥して作る。中国茶の大部分、日本では九州の緑茶の多くがこれによる。
かま‐いるか【鎌海豚】
マイルカ科の哺乳類。全長約2.2メートル。背びれが後ろに傾き、後縁が白く、鎌を思わせる。北太平洋に分布、日本近海にも多い。
かま‐いわい【鎌祝(い)】
稲刈りを終えた後、清めた鎌を床の間などに飾って赤飯や餅を供え、手伝いの人々を招いてもてなす行事。《季 秋》