くすば・し【奇ばし】
[形シク]珍しい。不思議である。「古にありけるわざの—・しきことと言ひ継ぐ」〈万・四二一一〉
くそ‐ま・る【糞放る】
[動ラ四]《「まる」は排泄(はいせつ)する意》大便をする。「その大嘗(おほにへ)をきこしめす殿に—・り散らしき」〈記・上〉
くち‐い・る【口入る】
[動ラ下二] 1 口出しをする。「ともかくも—・るべきことならず」〈源・夕霧〉 2 周旋する。仲立ちをする。「しりにこのことに—・れたる人と乗せてやりつ」〈かげろふ・下〉
口(くち)が過(す)・ぎる
言うのを控えるべきことまで言う。言いすぎる。「年長者に向かって少し—・ぎるぞ」
くち‐なし【梔子/巵子/山梔子】
1 アカネ科の常緑低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でつやがある。夏、香りの高い白い花を開く。果実は熟すと黄赤色になり、染料とするほか、漢方では山梔子(さんしし)といい消炎・利尿...
くち‐め【朽ち目】
1 板などの腐った部分。「ふり過ぐる板屋の軒の—にぞしばし霰(あられ)の玉はのこれる」〈六帖詠草・冬〉 2 和琴(わごん)の名器の名。「和琴なども、—、塩竈(しほがま)、二貫(ふたぬき)などぞき...
くにちほうけいそうしょり‐いいんかい【国地方係争処理委員会】
地方公共団体に対する国の関与をめぐって両者の間で争いが生じた場合に、問題を迅速に解決するために、総務省に常設されている合議制の第三者機関。総務大臣が両議院の同意を得て任命する5人の有識者で構成さ...
く‐ぼう【公方】
1 おおやけ。おもてむき。公事。「和殿をもちてこそ、—、私、心安く」〈曽我・一〉 2 天皇。また、朝廷。「—までもきこしめしひらかれ」〈曽我・一〉 3 鎌倉・室町時代、幕府・将軍家をさしていう語...
くらよし‐へいや【倉吉平野】
鳥取県中央部、天神川中・下流域に広がる平野。広義には東岸の羽合(はわい)平野、西岸の北条(ほうじょう)平野を含めていう。東方に潟湖(せきこ)の東郷池がある。県の穀倉地帯で、北条砂丘では葉タバコ・...
くるし・い【苦しい】
[形][文]くる・し[シク] 1 痛みや圧迫感で、肉体的にがまんができない。「激しいせきこみで息が—・い」「満員の乗客に押されて胸が—・い」 2 悩み・せつなさ・悲しさ・後悔などで、心が痛んでつ...