きおい‐うま【競ひ馬】
「競(くら)べ馬」に同じ。「—の鼓に我を打ちこめて出(い)だしもはてぬ世にこそありけれ」〈夫木・二七〉
きおい‐かか・る【競ひ掛かる】
[動ラ四] 1 勢い込んで激しく攻めかかる。「味方—・り候間、敵方引き退き候」〈伊達日記・上〉 2 勢い込む。「お悦(よろこ)びであらうと—・って戻ったに」〈浄・栬狩剣本地〉
きおい‐がお【競ひ顔】
相手に負けまいと張り合うような顔つき。「—にやとて思し止まりぬ」〈栄花・根合〉
きおい‐ぐち【競ひ口】
勢いののったとき。調子づいたはずみ。「敵は十分勝ち誇ったる—」〈浄・島原蛙合戦〉
きお・う【競ふ/勢ふ】
[動ハ四]勢い込んで先を争う。張り合う。「水に入り火にも入らむと立ち向ひ—・ひし時に」〈万・一八〇九〉
き‐ほう【危峰】
高くけわしい峰。
き‐ほう【危邦】
政治が乱れて滅びそうな国。
き‐ほう【奇峰】
珍しい形の峰。
き‐ほう【既報】
すでに報告・報道をしたこと。また、その報告や報道。「本紙—のとおり」
き‐ほう【機法】
《「機」は機根、「法」は教法》浄土真宗で、信心と阿弥陀仏の救い。「—一体」