きょう‐しゃ【狂者】
1 気の狂った人。 2 風雅に熱中する人。風狂の人。「先師の意を以て見れば、少し—の感も有るにや」〈去来抄・先師評〉 3 ふざけたことを行う人。狂言師。「—の言を巧にする戯にも非ず」〈太平記・五〉
きょう‐しゃ【怯者】
臆病な人。
きょう‐しゃ【侠者】
「侠客(きょうかく)」に同じ。「—子路はまずこの点で度胆を抜かれた」〈中島敦・弟子〉
きょう‐しゃ【狭斜】
《中国の長安で、遊里のあった道幅の狭い街の名から》遊里。色町。「—の巷(ちまた)」
きょう‐しゃ【香車】
1 将棋の駒(こま)の名。まっすぐ前方へ幾間(いくけん)でも進める。成ると金将と同じ働きをする。香子(きょうす)。香(きょう)。やり。 2 《1を「やり」というところから》遊郭の遣(や)り手。
きょう‐しゃ【強者】
強い者。他にまさる力や権力をもつ者。「—の論理」⇔弱者。
きょう‐しゃ【驕奢】
[名・形動]奢侈(しゃし)にふけること。おごっていてぜいたくなこと。また、そのさま。「—をほしいままにする」「彼国の華美にして—なる政治の仕方を目撃し」〈田口・日本開化小史〉