いけ‐る‐かぎり【生ける限り】
[連語]生きている間。一生。生涯。「なほ—の志をだに失ひ果てじ」〈源・鈴虫〉
いしゅ‐ぎり【意趣斬り】
恨みによって人を斬ること。いしぎり。「脳を打ち砕き、とどめを刺してござるが、—か」〈伎・幼稚子敵討〉
いちじゅう‐ぎり【一重切り】
筒形の竹の花入れの一。前面に花を生ける窓一つを切ったもの。
いちもんじ‐ぎり【一文字切り】
太い竹を30センチほどに切った花立て。中央部より下に節を一つ残し、水をためるように作ったもの。寸胴切(ずんどぎ)り。
いちや‐ぎり【一夜切り】
一晩限りの遊興。「—に身を売れば」〈浮・一代女・六〉
いちょう‐ぎり【銀杏切り】
大根・人参などを縦四つに切り、さらにそれを端から横に薄く切ること。また、その切ったもの。イチョウの葉の形に似る。
いっせん‐ぎり【一銭切り】
戦国時代の軍律にみられる死刑の一。たとえ1銭でも盗んだ者は首を切られるからとも、首の切り口の形が銭に似ているからともいう。「みだりがはしき輩(ともがら)あらば、—と御定めあって」〈信長記・一〉
いっそく‐ぎり【一束切り】
髻(もとどり)をひと握りほどの長さに切った髪。「鎌倉中の軍勢どもが—とて髻を短くしけるは」〈太平記・一四〉
いぬ‐ぎり【犬桐】
アブラギリの別名。
いのち‐かぎり【命限り】
1 命のあるだけ。生きている間中。 2 (副詞的に用いて)全力を出し尽くして。「—働く」