かい‐びょう【海錨】
荒天に自力で航行できなくなった船舶が、横波を受けないように船首を波の方向に向けさせ、海中に流して漂流を防ぐ道具。木材を十字形に組んで鉄鎖や小錨などをつけて帆布を張ったものなど。シーアンカー。
かた‐びら【帷子】
《袷(あわせ)の片枚(かたひら)の意》 1 裏をつけない衣服の総称。ひとえもの。 2 生絹(すずし)や麻布で仕立てた、夏に着るひとえの着物。《季 夏》「青空のやうな—きたりけり/一茶」 3 経帷...
かぜ‐の‐け【風邪の気/風の気】
「風邪気(かぜけ)1」に同じ。「—が抜けない」
かた・い【堅い/硬い/固い】
[形][文]かた・し[ク] 1 外力に対する抵抗力が大きく、容易に形を崩さない。「—・い殻を割る」「—・くてかめない肉」⇔やわらかい。 2 ㋐物が強い力でぴったりとすきまなく合わさっている。「—...
かぞくせい‐こうコレステロールけっしょう【家族性高コレステロール血症】
血液中のLDLコレステロールが細胞に取り込まれず異常に増えてしまう疾患。多くは常染色体顕性遺伝性。小児期から動脈硬化が進行し、適切な治療を受けないと若年で狭心症や心筋梗塞などを発症することが多い...
かた‐おち【片落ち】
[名] 1 欠けたり切り落としたりした、残りの一方の部分。「鯛(たい)の—」 2 預金または貸し出しの利息計算で、預け入れ日・貸し出し日、または払い戻し日・返済日の一方に、利息をつけないこと。...
かさね‐やき【重ね焼(き)】
1 陶器などの焼き方で、器を何重にも積み重ねて焼く方法。器の接する部分には釉(うわぐすり)をかけない。 2 写真で、2枚以上の陰画を重ね合わせて1枚の印画紙に焼き付けること。二重焼き付け。
かたじけな・む【忝む/辱む】
[動マ四]《形容詞「かたじけなし」の動詞化》かたじけないと思う。「みかど助け仕へ奉りたぶ事を、うむがしみ—・み念(おも)ほしめして」〈続紀宣命・二六詔〉
かたじけ‐あ・り【忝あり】
[動ラ変]かたじけない。「かたじけなし」をふざけて言った語。元禄(1688〜1704)のころの遊里ではやった。「埴生(はにふ)の小屋へのお立ち寄り、—・りといふものぢゃ」〈浮・置土産・一〉
かぜ‐け【風邪気/風気】
1 風邪をひいた感じ。風邪をひいているようす。かぜぎみ。「—が抜けない」《季 冬》 2 (風気)風が吹きだす気配。かざけ。