こう‐ろく【高禄】
高額の俸禄。多額の禄高。「—を食(は)む」
こう‐ろく【鉤勒/勾勒】
中国画で、対象の形態を輪郭線でくくること。また、「鉤勒塡彩(てんさい)」のこと。
こうろく‐けい【光禄卿】
《中国の光禄寺の長官に相当するところから》 1 大膳大夫(だいぜんのだいぶ)の唐名。 2 宮内卿(くないきょう)の唐名。
こうろく‐じ【光禄寺】
《「寺」は役所の意》 1 中国で北斉・唐以後、膳羞(ぜんしゅう)・祭祀(さいし)・朝会などのことをつかさどった役所。 2 大膳職(だいぜんしき)の唐名。
こうろく‐てんさい【鉤勒塡彩】
中国画の技法の一。対象を輪郭線で縁取り、その内側を彩色するもの。特に、花鳥画における黄氏体(こうしたい)の典型的な手法で、徐氏体の没骨(もっこつ)とともに、二大技法とされる。
こうろ‐けい【鴻臚卿】
1 中国で、鴻臚寺の長官。 2 玄蕃頭(げんばのかみ)の唐名。
こうろ‐じ【鴻臚寺】
1 中国で、北斉以後、外国使節の接待および朝貢などをつかさどった役所。 2 玄蕃寮(げんばりょう)の唐名。
こうろ‐じだい【紅露時代】
尾崎紅葉と幸田露伴とが主導的立場にあった明治20年代の近代文学史上の一時期。
紅炉上(こうろじょう)一点(いってん)の雪(ゆき)
《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。
こうろ‐スラグ【高炉スラグ】
高炉での銑鉄製錬のときに、鉄鉱石から分離される不純物。鉱滓(こうさい)。