このくれ‐の【木の暗の】
[枕]木の茂みの暗い意から、「しげし」にかかる。「—繁(しげ)き谷辺(たにへ)を」〈万・四一九二〉
こ‐の‐こ【海鼠子】
ナマコの卵巣を干した食品。酒の肴(さかな)などにする。
こ‐の‐こうべ【兄部】
《「このかみべ(子の上部)」の音変化》 1 力仕事に当たる力者(りきしゃ)の長。 2 中世、院・門跡・武家などに仕えて雑務に従った力者の長。 3 中世、宮中の駕輿丁座(かよちょうざ)の長。
この‐ご【此の期】
この大事な時。いよいよという場合。「—に及んでじたばたしない」
此(こ)の期(ご)に及(およ)んで
いよいよ物事が決まるというときになって。どうしようもない段階になって。「—なお言い訳する」
この‐ごろ【此の頃】
《上代では「このころ」》 1 少し前の時から現在にかけての期間。ちかごろ。最近。「—の若い者」「—よく物忘れする」 →最近[用法] 2 ちかいうち。近日。「今—の程に参らせむ」〈源・野分〉 3 ...
このごろ‐よう【此の頃様】
当世ふう。このごろのやり方。「これは、—の事なり」〈徒然・二〇八〉
この‐さい【此の際】
今のこの時。こういう時。この機会。「—言うだけのことは言っておく」
この‐さき【此の先】
1 ここから先の方。行くさき。前方。「—のかどを右に曲がる」 2 今から先。今後。「—どうなるのやら分からない」
こ‐の‐した【木の下】
樹木が立っている下。きのした。