だい【第】
[音]ダイ(呉) テイ(漢) [学習漢字]3年 1 一段一段と並ぶ順序。段階。「次第」 2 古代中国の官吏登用試験。広く、試験のこと。「科第・及第・登第・落第」 3 やしき。邸宅。「邸第・聚楽第...
だい【第】
[名]りっぱな家。やしき。邸宅。「基経の—に所謂臨時の客があった時の事である」〈芥川・芋粥〉
[接頭]数を表す語に付いて、ものの順序を表すのに用いる。「世界—一の都会」「—五巻」「—三レース...
そで‐の‐あめ【袖の雨】
着物の袖をぬらす雨。悲しみの涙で袖がぬれることのたとえ。「またひとしきり—、晴間はしばしなかりけり」〈逍遥・桐一葉〉
そでし‐の‐うら【袖師浦】
静岡県静岡市東部、旧清水市の袖師の海岸。また、島根県松江市馬潟の中海の湖岸。一説に松江市の宍道湖(しんじこ)岸とも。[歌枕]「から衣—のうつせ貝むなしき恋に年の経ぬらむ」〈後拾遺・恋一〉
だいぜん‐の‐だいぶ【大膳大夫】
大膳職(だいぜんしき)の長官。
ぞうしき‐でん【雑色田】
奈良・平安時代、特定の費用に充てるために定められた田地。放生田(ほうじょうでん)・采女田(うねめでん)・節婦田・唐人田など。ざっしきでん。
ぞう‐し【雑仕】
1 平安時代以後、宮中に仕え、雑役や、行幸・行啓の供などをした下級の女官。雑仕女(ぞうしめ)。 2 院・女院・摂関家その他貴人の邸(やしき)で雑役に従事した女性。雑仕女。 3 鎌倉・室町幕府で、...
そうじ‐もの【精進物】
「しょうじんもの(精進物)」に同じ。「—のいとあしきをうち食ひ」〈枕・七〉
そう【甑】
古代中国で用いた土製などの蒸し器。湯を沸かす鬲(れき)と合わせて甗(げん)とする。こしき。
そうぞう・し
[形シク]《「寂々」または「索々」の字音を形容詞化した「さくさくし」の音変化という》あるべきものがなくて心が満たされない。もの足りない。さびしい感じである。「男君のおはせずなどして—・しき夕暮れ...