しだら
《「したら」とも》 1 歌や舞に合わせて手を打つこと。手拍子。 2 手拍子を打って歌う子供の遊び。
しだら‐うた【しだら歌】
《手をたたきながらうたう歌の意》 1 伊勢神宮で、鳥名子(となご)舞のときにうたわれた歌。 2 平安時代、しだらの神を祭るときにうたわれた歌。
しだらでん
《「震動雷電」の音変化かという》風雨に伴う電光雷鳴。また、そのように騒々しいこと。「袂まで、鉄砲雨の—」〈浄・忠臣蔵〉
しだら‐な・い
[形][文]しだらな・し[ク]人の行いや物事の状態などにしまりがない。だらしない。「—・い部屋が汚い洗濯物の間から見えていたり」〈梶井・瀬山の話〉
しだら‐の‐かみ【しだらの神】
平安時代、疫病の流行よけとして民間の信仰を集めた御霊神(ごりょうじん)。設楽神。志多羅神。
し‐だり【垂り】
たれ下がること。しだれ。
シダリ【Sidari/Σιδάρι】
ギリシャ西部、ケルキラ島北部の海岸保養地。波の浸食を受けた岩礁が点在する遠浅の海岸があり、同島有数の観光地として知られる。
しだり‐お【垂り尾】
長くたれた尾。「ひとり寝(ぬ)る山鳥の尾の—に霜おきまよふ床の月かげ」〈新古今・秋下〉
しだり‐ざくら【垂り桜】
「枝垂(しだ)れ桜」に同じ。
しだり‐やなぎ【垂り柳】
「枝垂(しだ)れ柳」に同じ。「ますらをの伏し居嘆きて作りたる—の縵(かづら)せ我妹(わぎも)」〈万・一九二四〉