しん‐じゅう【心中】
[名](スル) 1 相愛の男女が合意の上で一緒に死ぬこと。情死。相対(あいたい)死に。 2 複数の者が一緒に死ぬこと。合意なしに相手を道連れにして死ぬ場合にもいう。「一家—」「無理—」 3 ある...
しん‐じゅう【深重】
[名・形動]《古くは「じんじゅう」》「しんちょう(深重)1」に同じ。「その—な罪の子をゆるしてくださる仏様」〈倉田・出家とその弟子〉
しん‐じゅう【臣従】
[名](スル)臣下として主君につき従うこと。また、その人。「天地主宰の真君有るを知て之に—し」〈吉岡徳明・開化本論〉
しんじゅうかさねいづつ【心中重井筒】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。宝永4年(1707)大坂竹本座初演とされる。お房と徳兵衛との心中事件を脚色したもの。
しんじゅう‐きょう【神獣鏡】
背面に神仙と霊獣の像を組み合わせた文様がある銅鏡。中国で後漢から六朝時代に盛行し、日本の古墳からも出土する。縁の形で平縁(ひらぶち)式と三角縁式とに大別される。
しん‐じゅうしょうしゅぎ【新重商主義】
1 《neo-mercantilism》18世紀末以降、フランス・アメリカ・ドイツなどが採った保護貿易政策。 2 《new mercantilism》第二次大戦後、先進諸国が経済ナショナリズムの...
しんじゅう‐だて【心中立て】
[名](スル) 1 男女がその愛情の契りを守りぬくこと。また、それを証拠だてること。「袴もいがみなりに仕立るのも、みんなあなたへの—」〈逍遥・当世書生気質〉 2 他人への義理をあくまでも貫くこと...
しんじゅうてんのあみじま【心中天の網島】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保5年(1720)大坂竹本座初演。遊女小春と紙屋治兵衛との情死事件を脚色したもの。近松世話物の最高傑作とされる。
しんじゅうてん‐みっしゅうしがいち【新重点密集市街地】
老朽化した木造建築物が密集しているため、地震が発生した場合などに、火災の延焼が拡大する危険性と建物の倒壊等により避難が困難になる危険性のどちらか一方または両方が高いとして、安全性を確保するために...
しんじゅうふたつはらおび【心中二つ腹帯】
浄瑠璃。世話物。3巻。紀海音作。享保7年(1722)大坂豊竹座初演。大坂の八百屋のお千代と半兵衛との夫婦心中を脚色したもの。