たたずまい【佇まい】
1 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。「家並みの—」「庭園の落ちついた—」 2 身を置くところ。暮らし方。また、なりわい。「人間さまざまの—」〈人・梅...
たたずま・う【佇まふ】
[動ハ四]《動詞「たたずむ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》じっと立ち止まっている。「われはと思ひたる女房の、のぞきけしきばみ、奥の方に—・ふを」〈枕・三〉
たたずみ【佇み】
身の置きどころ。また、生活。「馬を取られては…—が叶はぬ」〈浄・丹波与作〉
たたずみ‐あり・く【佇み歩く】
[動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に—・いて聞きけれども」〈平家・三〉
たたず・む【佇む/彳む】
[動マ五(四)] 1 しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に—・む」 2 そのあたりをうろつく。「まだ暁に門のわたりを—・めば」〈堤・貝合〉
たたな‐づく
[枕] 1 幾重にも重なっている意から、「青垣」「青垣山」にかかる。「—青垣山籠れる大和しうるはし」〈記・中・歌謡〉 2 かかり方未詳。「柔膚(にきはだ)」にかかる。「夫(つま)の命(みこと)の...
たた‐なめて【楯並めて】
[枕]楯(たて)を並べて弓を射る意から、「射(い)」の音を含む地名「伊那佐(いなさ)」「泉(いずみ)」にかかる。「—泉の川の水脈(みを)絶えず」〈万・三九〇八〉
たたなわ・る【畳なわる】
[動ラ五(四)]幾重にも重なる。また、重なり合って連なる。「お召の羽織の裾が…座布団の上に—・って」〈鴎外・青年〉 「登り立ち国見をせせば—・る青垣山」〈万・三八〉
たたわ・し【湛はし】
[形シク] 1 物事が完全無欠で満ち足りている。「望月(もちづき)の—・しけむと我(あ)が思ふ皇子(みこ)の命(みこと)は」〈万・三三二四〉 2 いかめしく、りっぱである。おごそかである。「これ...
タタバーニャ【Tatabánya】
ハンガリー北西部の都市。ブダペストの西約50キロメートル、ゲレチェ山脈の南西麓に位置する。かつて炭鉱で栄え、第二次大戦後に工業化が進んだ。北西郊のタタは古城や温泉がある観光地として知られる。タタ...