いい‐かよ・う【言ひ通ふ】
[動ハ四]言葉を交わす。音信を通じる。「かく人疎き御癖なれば、睦ましくも—・ひたまはず」〈源・蓬生〉
いいなし‐がわ【飯梨川】
島根県東部を流れる川。斐伊(ひい)川水系の一。中国山地の玉峰(たまみね)山(標高820メートル)北東斜面に源を発して北流し、安来(やすぎ)市西方で中海(なかうみ)に注ぐ。長さ36キロ。古くからの...
いえ‐の‐こ【家の子】
1 武家社会で、主家に従属する一族および従者。 ㋐平安末期から鎌倉時代にかけて、次男以下の者や庶子などの血縁者で、名跡を継いだ惣領(そうりょう)の支配を受けた者。 ㋑(一般の)家臣・従僕。 2 ...
いお‐ち【五百箇】
「いおつ」に同じ。「珠洲(すず)の海人の沖つ御神にい渡りて潜(かづ)き取るといふ鮑玉(あはびたま)—もがも」〈万・四一〇一〉
いおり・す【庵す】
[動サ変]「いお(庵)る」に同じ。「玉藻(たまも)刈る処女(をとめ)を過ぎて夏草の野島が崎に—・す我は」〈万・三六〇六〉
いか‐が【如何】
《「いかにか」の音変化》 [形動][文][ナリ]成り行きや結果を危ぶむさまを表す。どのよう。「その考え方は—なものか」
[副] 1 状態・意見などについてたずねるさま。どう。どのように。「御...
いか‐もの【如何物/偽物】
1 本物に似せたまがいもの。いかさまもの。「—をつかまされる」 2 世間並みと異なって変なもの。「—好き」
い‐がき【斎垣】
《「いかき」とも》神社など、神聖な場所に巡らした垣。瑞垣(みずがき)。玉垣(たまがき)。「ちはやぶる神の—も越えぬべし今は我が名の惜しけくもなし」〈万・二六六三〉
いが‐ぐり【毬栗】
1 いがに包まれているままの栗。《季 秋》「—の蓑(みの)にとどまる嵐かな/白雄」 2 「毬栗頭(いがぐりあたま)」の略。
いき‐うめ【生(き)埋め】
生きたまま埋めること。また、埋まること。「雪崩(なだれ)で—になる」