から‐かわ【唐皮/唐革】
1 虎(とら)の毛皮。敷皮・尻鞘(しりざや)などに用いる。 2 虎の毛皮で威(おど)した平家重代の鎧(よろい)。「重代の鎧—といふ着背長(きせなが)をば、唐櫃(からびつ)にいれて」〈平家・五〉 ...
かと‐いって【かと言って】
[連語]あることを言ったあとで、そのことから予想される反対の事柄、または付加的な事柄を打ち消す場合に接続詞的に用いる。そうかといって。そうだからといって。「嫌っているようすはないが、—好意を抱い...
かむ‐だから【神宝】
《「かんだから」とも》 1 神前に供える品物。神社への奉納品。みてぐら。「いつくしき—を持てつづけたり」〈源・澪標〉 2 神の持つ宝物。神の所有物。しんぽう。「御祷(みほき)の—献(たてまつ)ら...
角(かど)を立(た)・てる
1 事を荒立てる。いちいち突っかかる。「気が立って居るもんだから、お互に小さなことに—・てるんだ」〈花袋・生〉 2 (「目に角を立てる」の形で)怒った目つきになる。
カップリ
《切るの意の、(オランダ)kappenからか》江戸時代に、オランダから渡来した小形のナイフ。「武士も具足のいらぬ御時なれば、まして色座敷へは—も出さぬがよし」〈浮・男色大鑑・八〉 [補説]「割瓜...
スタメン【(オランダ)stament】
江戸時代にオランダから渡来した織物。羊毛に麻をまぜて織ったもの。 [補説]「須多綿」とも書く。
せつぞく‐し【接続詞】
品詞の一。自立語で活用がなく、先行する語や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それらのものの関係を示すはたらきをもつ語。順接(だから、したがって)・逆接(しかし、けれども)・累加(...
わざっ‐と【態っと】
[副]《「わざと」の音変化》 1 「わざと1」に同じ。「—年の違ったのを貰ったもんだから」〈鏡花・化銀杏〉 2 「わざと5」に同じ。「これは余り少ないが、—お近付になったしるしの土産だよ」〈人・...
仏(ほとけ)も昔(むかし)は凡夫(ぼんぷ)なり
仏ももとはごく普通の人間であったのだから、修行を積めばだれでも仏となることができるということ。
ほどに【程に】
[接助]《連語「ほどに」から》理由・原因を表す。…ので。…だから。「今日は天気もよい—遊山に行かうと思ふが」〈虎明狂・若菜〉 [補説]中世末、順接確定条件を表す「ば」に代わり、一語の接続助詞と...