しかれ‐ば【然れば】
[接] 1 そうであるから。だから。「賽銭(さいせん)は一厘銭のみ。それだに奉加(ほうが)するはいと稀なり…。—蟻(むれ)集る老若男女も、みな信心家にあらざるにや」〈逍遥・当世書生気質〉 2 話...
し‐がく【仕覚】
[名](スル) 1 才覚。くふう。やりくり。「京へまた出て生活(くら)すように—しよう」〈露伴・椀久物語〉 2 たくわえ。用意。「三年越しの長煩ひだから—がねえと思ひなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉
しだい‐がら【次第柄】
事の成り行き。仕儀。「斯う斯う云う—だから」〈福沢・福翁自伝〉
じぶん‐がら【時分柄】
[名]その時分にふさわしいこと。時機に相応していること。時節柄。「定規通り—の口儀などあるべし」〈逍遥・当世書生気質〉 [副]ちょうどその時分にふさわしいさま。時分が時分だから。時節柄。「—...
しちり‐けっぱい【七里けっぱい】
「しちりけっかい(七里結界)」の音変化。「我輩は元来(じたい)束縛されるのが嫌いだからね、官員なぞは—だ」〈魯庵・社会百面相〉
しに‐み【死に身】
1 死んだからだ。⇔生き身。 2 いつ死んでもいいだけの覚悟を決めて、事に当たること。捨て身。「—になって働く」
したがっ‐て【従って】
[接]《動詞「したがう」の連用形+接続助詞「て」から》前の条件によって順当にあとの事柄が起こることを表す。だから。それゆえ。「この品は手作りだ。—値が高い」
した‐が
[接]《サ変動詞「す」の連用形に完了の助動詞「た」と接続助詞「が」の付いたものから。そうしたが、の意から》前文の内容を受けて、それに反するような事柄を述べるときに用いる。だが。けれども。「いやあ...
くち‐がた・い【口堅い】
[形][文]くちがた・し[ク] 1 秘密などを軽々しく他言しない。口が堅い。「—・い男で信用できる」 2 言うことが確かである。「あの—・い人が言うことだから任せよう」 3 言葉強く言い張るさま...
ぐたっ‐と
[副](スル)弱ってからだから力が抜けてしまったさま。ぐったり。「熱のため—している」